カーブの練習には立体型マスクがぴったり


今や生活に欠かせないものとなったマスク。ファッションデザイナーで、オーダーサロンオーナーの海外竜也(かいがい・たつや)さんによると、立体型のマスクはカーブを縫う練習に最適だそうです。海外さんにカーブの縫い方のポイントをうかがいました。
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立体型のマスクは中央の部分が曲線を描いているので、カーブを縫う練習にはもってこいのアイテムです。今や日々の暮らしに何枚あってもうれしいマスク。家族それぞれのテーマカラーを決めて、色違いで作るのもおすすめです。枚数を仕上げるごとにカーブの縫い方も上手になりますよ。
ミシンの基本動作は直線縫いと同じです。縫い目でなめらかなカーブを描くには、直線縫いよりミシンのスピードを少し遅めに。特に慣れないうちは、ダダダッと急がず、ゆっくりと縫うのがコツです。また、布に添える指先の役割を意識すると、布の送り方がぐんと上手になりますよ。
STEP1
2枚の布を中表に合わせ、ずれないように待ち針を打ち、スピードを少し遅めにしてミシンをスタートさせる。左手中指の指先を押さえ金の横に置き(★)、その指先を支点にして、布がカーブに沿ってゆるやかに曲がっていくように動かす。右手は布の動きをサポート。ステッチ定規や、押さえ金の右端を目安にしながら、縫い代の幅(ここでは7mm)をキープしながら縫う。
STEP2
カーブがきついところは、いったん止め、針を下ろしたまま押さえ金を上げ、布の向きをかえてから再び押さえ金を下ろして縫う。
※テキストには大・中・小のマスクの型紙、詳しい作り方を掲載しています。
■『NHKまる得マガジン 不器用さんでも大丈夫!はじめてのミシン』より