暮らし

ステイホームを快適に……北欧ライフスタイル


2021.01.01

大使館メンバーとコーヒータイム。フィンランドでは就業中のコーヒータイムが権利として認められています。撮影:安彦幸枝

2020年はいつになく家ですごす時間が長い年となりました。新しい生活様式に伴い、家での暮らしをどのように心地いいものにするかが、これまでにも増して重要なこととなりました。北欧の人たちは、長く暗い冬の間、家で快適にすごすために、工夫と知恵を凝らし、家族の在り方をみつめてきました。そして、近代になると、世界のなかでもいち早く、平等、ワークライフバランス、環境への配慮といった考えが浸透。税金は高いですが、そのお金は「暮らしやすい社会」を目指し、教育や福祉を重視して使われています。

 

今、故郷から遠く離れた日本に暮らす、北欧5か国の大使館の方々ですが、おうち時間を楽しむ心は忘れてはいません。日照時間や気温だけではなく、人の考えも違う場所で、どんなおうち時間をすごしているのか、大使館やお宅を訪ねてみました。

 

*  *  *

 

デンマーク

 

国連が毎年発表する「世界幸福度ランキング」。デンマークは2013年の発表以来、3位以内をキープし、3回も1位に輝いています。デンマーク王国大使館 大使館副館長・参事官のヨナタン・ベンヤミン・クヌセンさんは「デンマークでは公平に教育や医療が受けられます。政府や公共機関への信頼度が高く、それが幸福感につながっているのでは」と言います。

 

また、デンマークの人がとても大切にしているのが「Hyggeヒュッゲ」。心地いい時間や空間、そこですごしたときに得られる幸福感のことを指す言葉です。

 

「時間に追われずに、キャンドルを灯しておいしいものを食べたり、ボードゲームをしたりもヒュッゲです」とヨナタンさん。

 

デンマーク社会の幸せの仕組みは、日常の小さな幸福から始まっていることがわかります。

 

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撮影:木村文平

 

フィンランド

 

フィンランド大使館では、この夏にレセプションルームがリニューアル。フィンランドデザインの家具で構成された空間をフィンランド大使館一等書記官のニーナ・ヴァイサネンさんに案内していただきながら、フィンランドの暮らしについて、お話をしていただきました。

 

京都の大学に留学経験もあるニーナさん。フィンランドと日本の共通点を質問すると「どちらの国もプライバシーを大事にしている国民だと思います。でも、いったん中に入ればとてもフレンドリーなところはよく似ていると思います」との答え。では違うところは? 「働き方。日本人は働く時間が長いですね」と笑います。

 

フィンランドの人は堅実で勤勉ですが、決して働きすぎるということはなく、温とオフをきちんと線引き。仕事が終わればプライベートの時間を楽しみます。「平日は17時で仕事は終わり。スポーツをしたり、レストランに行ったり、家でのんびり読書をしてすごします。休日は森や湖などにハイキングやキャンプにでかけます」とニーナさん。

 

リラックスできる自然がとても身近。そのことも、フィンランドの人がオンとオフの切り替え上手の理由となっています。

 

■『NHK趣味どきっ!ステイホームを心地よく…ぬくもりの北欧スタイル』より

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