趣味

バジルとナスで実感! コンパニオンプランツの実力


2013.10.22

ナスの株間(かぶま)にバジルを混植。バジルの発するにおいがテントウムシダマシなどの害虫を忌避する。

異なる種類の植物同士を近くで栽培することで、生育にプラスの効果を期待する考え方のことをコンパニオンプランツと言います。

 

千葉県佐倉市で30年以上にわたって有機栽培を行ってきた林重孝さんは、積極的にコンパニオンプランツを活用している一人です。

 

「害虫の防除なら農薬を使ったほうが手っ取り早くて効果も大きいと考える人が多いかもしれません。しかし、化学農薬を使わない有機栽培では、コンパニオンプランツを使うことで害虫や病気をある程度まで防除できるところに魅力を感じます」

 

林さんがコンパニオンプランツの効果を特に実感したのは、ナスとバジルの混植だと言います。かつて林さんの畑では、ナス科野菜の葉を食害するテントウムシダマシ(ニジュウヤホシテントウ)が発生したことはありませんでした。ところが輪作(※)で、ナスの畝が隣家の畑のすぐそばになったとき、やってきたテントウムシダマシが一挙に広がり、それから2〜3年の間はナスがほとんど収穫できなくなったと言います。

 

「そこで、人から伝え聞いたナスとバジルの香りで害虫を寄せつけないバジルの混植を試してみました。テントウムシダマシはバジルの香りを嫌がるということでした。その結果は、100%いなくなったわけではありませんが、目に見えて個体数が減り、再び普通にナスが収穫できるようになったのです」

 

林さんは経験則として、実際にコンパニオンプランツが効く例があることを確信したそうです。

 

※連作障害と輪作

同じ科の野菜を同じ場所で続けて栽培することを連作と言い、連作をすると、その科に特有の病害虫(病原菌やセンチュウなど)が土壌に蓄積されやすくなる。それにより野菜が病害を受けることがある。そうした被害を連作障害と言い、その対策として区画を複数に分け、野菜をローテーションして作る、輪作がある。しかし輪作をしても、農薬などによる土壌消毒などをしなければ、病原菌が何年も残り続けることがあり、病害が発生する可能性もある。

 

■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2013年10月号より

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