趣味

来年の夏の畑作業をラクにするために ヘアリーベッチをまこう


2021.07.01

撮影:谷山真一郎

夏野菜の収穫が終わったら、ヘアリーベッチのタネをまいてみませんか。ヘアリーベッチは雑草防除や虫を寄せつけないなどの効果があり、緑肥(りょくひ)としても利用されています。「来年の夏は、畑の管理がもっと楽になりますよ」とアドバイスするのは、東京農工大学特任教授(名誉教授)の藤井義晴(ふじい・よしはる)さんです。

 

*  *  *

 

秋にまけば春にはリビングマルチに

 

夏野菜の収穫がひととおり済んだら、空いた畝(うね)にヘアリーベッチのタネをまいてみましょう。秋にまくと草丈の低い状態で冬越しをし、春になるとぐんぐん伸びて絨毯のように地表を覆って、リビングマルチになります。ヘアリーベッチが生えている近辺では、雑草はほとんど生えず、害虫密度も低くなります。苗を植えつけるときは、ヘアリーベッチを引き抜いて、苗の根鉢の約2倍のスペースを空けます(狭いと発芽や生育が抑制されることも)。気温が30℃くらいになると自然に枯れて、そのまま敷きワラの代わりになります。

 

殺菌・殺虫活性に加え除草や土も豊かに

 

ヘアリーベッチの特徴は、強いアレロパシー活性をもっていることです。アレロパシー(他感作用)とは、植物が身を守るために備えた天然の化学物質が、ほかの植物や昆虫、微生物などの外敵に、何らかの影響を与えることをいいます。ヘアリーベッチは、リビングマルチとして物理的に光を遮るとともに、除草や殺菌・殺虫活性があるシアナミドという成分を放出し、化学的にほかの草の発生を抑制しているのです。そのため、野菜もタネから育てると、発芽が抑制される場合があるので避けましょう。シアナミドは、イネ科植物には抑制効果が小さいので、トウモロコシなどとは混植できます。

 

※続きはテキストでお楽しみください。

 

■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2021年6・7月号より

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