趣味

モダンスタイルで点てるお茶


2021.04.22

武者小路千家の若宗匠・千宗屋さんが考案した立礼卓の一種「茶机 天遊卓(ちゃき てんゆうじょく)」。モダンな空間にもなじむデザインで、テーブルと椅子を用いながら畳の上と同じ感覚で点前ができる。撮影:竹前 朗

茶の湯は和室がなくても茶道具を持っていなくても、工夫しだいで楽しむことができます。3年程前に武者小路千家で稽古を始めた川端佐智子さんは、自宅のモダンな雰囲気はそのままに、身近な道具をうまく活用しながら、暮らしに茶の湯を取り入れています。

 

例えば、食後のティータイムに薄茶を一服。チョコレートやチーズケーキなどの洋菓子とともにいただきます。以前はコーヒーを好んでいた夫は「お茶をいただくとほっとするね」と薄茶をすっかり気に入った様子。息子たちも母が点てるお茶をきっかけに、茶の湯に親しむようになりました。昨秋、長男の婚約者が両親とともに川端家を初訪問した際にも川端さんは薄茶でおもてなし。一服のお茶が、新しい家族との絆を紡いだひとときでした。

 

2004年から自宅で料理教室を主宰している川端さんは、レッスンの後、生徒さんのために立礼の点前をし、お茶を差し上げることもあります。

 

「もともとお客様をお招きすることが多く、人をもてなすことが好きなのですが、お稽古を始めて、おもてなしの極意は茶の湯にあるのだとつくづく実感しております。作法はもとより、手紙の書き方や懐石料理……どこをとってもお客様への思いやりに満ちていて、美しくて。お稽古だけでなく、お茶会や行事のお手伝いなど、全てが勉強になります」

 

子育て卒業を機に、茶の湯のお稽古を始めたのは、和の文化に関心があったから。また、茶の湯は年齢を重ねても続けていけると考えたからでした。「お稽古の先輩には半世紀以上続けていらっしゃる方もあり、学ぶ機会、楽しむ機会がこの先もたくさんあると思うとうれしくなります。それに、稽古場では還暦を迎える私でも若い人扱いをしていただけるんですよ(笑)。お稽古では叱られることもありますが、この年齢になるとそんな経験はなかなかできません。とてもありがたいことですね」

 

■『NHK趣味どきっ!茶の湯 武者小路千家 春に楽しむ茶の湯の遊び』より

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