趣味

保存版! オーガニックな野菜作りのポイント総まとめ


2021.03.10

畑の草は積極的に生やし、栽培する場所だけ取り除く。 撮影:渡辺七奈

東京都多摩市の恵泉女学園大学を訪ね、1年にわたって学生たちの有機栽培の授業をお届けしてきました。彼女たちのように、命あふれる畑で、オーガニックな野菜作りを楽しみたいと思った方も多いのでは? そこで最終回は、学生たちが習ってきた有機栽培のノウハウをおさらいします。教えてくださるのは、恵泉女学園大学人間社会学部教授の澤登早苗(さわのぼり・さなえ)さんです。

 

*  *  *

 

土作り:有機物を入れて土を肥やそう

 

有機栽培で何より大事なのは、土作り。畑の土に腐葉土や剪定枝(せんていし) 、刈り取った草などの有機物をたっぷり入れましょう。土の中に混ぜ込む必要はなく、畑の土の上に置いておくだけで、いずれ分解されます。そのようにして有機物がたっぷり供給されている土には、それを食べる多様な生き物がすみつき、有機物を分解して栄養豊かな土を作ります。この過程で、土中で小さな粒の土が集められ団子状となり、水分や空気を保つことができ、植物が育ちやすい団粒(だんりゅう)構造の土が作られます。

 

多くの野菜は酸性土壌ではうまく育たないので、苦土石灰(くどせっかい)などを混ぜて土の酸度を矯正しますが、毎年腐葉土を入れて共生微生物が増えてくると土壌酸度を気にする必要がなくなります。最近では、森林土壌にすむある種の微生物が根に共生していると、酸性土壌が苦手な野菜でも問題なく育つことが明らかにされています。

 

草を利用:積極的に生やして使おう

 

畑に草を生やしましょう。根が土を耕し、葉は乾燥や暑さ寒さから土や生き物を守ります(生やすと害になる草は、2020 年6・7月号で詳しく紹介しています)。

 

野菜を育てる場所は除草しますが、その草は捨てずに栽培スペースの間に置きます。青い草に含まれているさまざまな養分が溶け出し、野菜を育てる養分になります。草があらかたしおれたら野菜の株元に移せば、「草マルチ」となって土の乾燥や泥はねを防止。やがて微生物に分解されて、土を肥やします。

 

※続きはテキストでお楽しみください。

 

■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』連載「週1から始めるオーガニック」2021年2・3月号より

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