趣味

クリスマスローズとの運命の出会い


2021.02.07

庭に並ぶ野々口コレクションの一部。今は原種が中心 撮影:坂本晶子

園芸家の野々口稔(ののくち・みのる)さんは日本を代表するクリスマスローズ愛好家。交流のある育種家や園芸店とともに、クリスマスローズ人気を定着させた立役者の一人です。交配種、原種ともに知りつくした野々口さんに、クリスマスローズとの出会いとその魅力についてうかがいました。

 

*  *  *

 

運命の出会いは庭で偶然出現したセミダブルのニゲル

 

野々口さんが初めて育てたクリスマスローズは原種のニゲル。約25年前に『趣味の園芸』テキストで珍しいハーブの広告を見て、ハーブ好きの奥さまと老舗のナーセリーを訪れたのがきっかけでした。

 

「ハーブと一緒に、日陰の庭に植えられて雑草対策にもなる、これからはやると強くすすめられて、ニゲルの葉だけの苗をケース買いしました。どんな花が咲くかわからないまま庭に植えたら、2年目に美しいセミダブルの花が出て、そこから引き込まれました」

 

イギリスから日本に初めてダブルの交配種が入ったときもナーセリーに駆けつけ、珍しい花色や花形、模様が出るたびに買い集め、一時はコレクションが1000鉢を超えたといいます。「もともと収集癖がありましたが、今はコレクションすることにこだわらず、毎年原生地に行くのを楽しみにしています。本を書くために、自然の中で咲いている姿も見るべきと思ったのがきっかけでしたが、そのまま原種の魅力にはまってしまいました」。

 

「このすてきな花をもっと広めたい」とホームページや愛好家団体も立ち上げ、会社勤めをしながら四半世紀近く、ライフワークでクリスマスローズの広報も担ってきた野々口さん。「以前は葉を見て『アシタバ?』なんていわれましたが、今は家の前を通る人に『クリスマスローズですね』と声をかけられます。だいぶ普及してきたなと感じています」。

 

■『NHK趣味の園芸』2021年2月号より

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