趣味

甘やかしは禁物! 多肉植物&サボテンの冬トレ


2020.12.14

「冬に鍛えておくと、夏の高温にも強い株になります」と鶴岡さん 撮影:田中雅也

多肉植物やサボテンの冬越し、室内で過保護にしていませんか? 寒さに強いものは冬も戸外で光と風に当てたほうが幹や枝、葉の引き締まったかっこイイ株になります。園芸家の鶴岡秀明(つるおか・ひであき)さんが、冬のトレーニングのコツを紹介します。

 

*  *  *

 

冬に甘やかすとだらしない姿に

 

多肉植物やサボテンはアフリカやアメリカ、メキシコ原産のものが多く、寒さが苦手な印象があるかもしれません。しかし、標高が高いところに自生しているものなど、耐寒性の強い種もあります。一般的に、冬型には寒さに強いものが多く、次に春秋型、夏型の順です。

 

生育適温より低くても、枯死する最低温度を下回らなければ、枯れるわけではありません。種ごとの最低温度を確認してギリギリまで戸外で鍛えたほうが、引き締まった株に育ちます。

 

反対に、早めに室内や温室に取り込むと、日当たりのよい窓辺に置いても、戸外に比べると光や風が不足します。多肉植物やサボテンは成長が遅く、すぐには反応しませんが、冬に過保護にすると、春先以降に幹や枝が細くなったり、葉と葉の間が間のびしたりして、だらしない姿になります。また、低温に当たって花芽をつけるものは、花も咲かなくなります。

 

日中たっぷり光に当てて力をつける

 

寒さで鍛えるには、日中、戸外でできるだけ長く光に当てて、気温が下がる夜間を乗り切る力をつけることが重要です。北風、霜、雨、雪を避けたほうがよいものは、軒下など屋根のある場所で管理します。霜や雨、雪をかぶっても枯れない強じんなものは、屋根のないところで直射日光にたっぷり当てます。

 

最低温度を下回るときは室内へ

 

寒さに強いものでも、一部の強じんなものを除いて、戸外に出しっぱなしでいいというわけではありません。天気予報を確認して、夜間に最低温度を下回りそうなときは、日中は戸外で光と風に当て、夜は室内や簡易温室に取り込みます。

 

日中も気温が上がらない厳寒期は、終日室内や温室でもよいでしょう。小さな簡易温室は空気が滞って蒸れやすいので、温度を保つだけでなく、暖かい日の日中に換気をするなど、空気の対流にも気を配ってください。

 

また、冬になる前に根がしっかり張っていることも大切です。幼い苗や秋に植え替えたばかりの株は、室内や温室で冬越しさせます。

 

※テキストでは、耐寒性が強く出しっぱなしOKな種を紹介しています。

 

■『NHK趣味の園芸』2020年12月号より

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