お正月飾りのフクジュソウは早めの植え替えを!


お正月飾りによく使われるフクジュソウですが、そのままにしていては来年花が咲かなかったり、枯れたりする場合もあります。「ながの花と緑そして人を育てる学校」の校長を務める矢澤秀成(やざわ・ひでなる)さんに、植え替えのポイントを教えてもらいました。
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お正月に出回るフクジュソウのなかには、秋から冬にお正月祝いの平鉢に植えるため、根を切られているものがあります。そのままではこうした株は、生育期に入っても十分に根が張れません。
お正月を楽しんだら、早めにやさしく掘り上げ、根がのびのびと張れる鉢に植え替えましょう。開花中でも次年の花を目指して植え替えます。
植え替え後は戸外の日当たりで花を楽しみます。開花には日の光が必要です。日の当たる日中だけ開花し、夕方には花を閉じるのがフクジュソウの特徴です。
■『NHK趣味の園芸』2015年1月号より