趣味

アヴリル・ラヴィーンを短歌で詠むとどうなる? 「洋楽」テーマの現代短歌


2013.03.06

「塔」短歌会選者の吉川宏志さんが思い出深い「洋楽」をテーマに現代短歌を選出した。今回はその中から若い女性アーティストを詠んだ2首をご紹介する。吉川さんの解説とともにお楽しみいただきたい。

 

*  *  *

 

私が高校生のころ、マイケル・ジャクソンやマドンナなどが全盛期を迎えていた。日本のテレビは歌謡曲中心で古い感じだった。洋楽を聴くのが格好いいんだ、というのが私達の共通認識だった。

 

しかしレコードは高価で買えない。FMラジオをチェックしたり、友達にテープに録音してもらったりして、必死に聴いた。森屋君の家で聴いたデュランデュランの「ザ・リフレックス」が凄い衝撃だったことをよく憶えている。今では、中古CD店に行くと当時のアルバムが驚くほど安く売っていて、何だか涙ぐましくなる。

今の若い世代には洋楽ファンは少ないようだ。アメリカへの憧れは薄れ、韓流のほうが人気だ。やはり「時代は変わる」(ディラン)。

私の歌も飛び入りで参加させてほしい。「滅びたる身体(からだ)を離れ明るけれホイットニー・ヒューストン若き日の声」(『燕麦(えんばく)』)

 

●「通勤のさなかアヴリル・ラヴィーンの歌声響く今朝の頭蓋(スカル)に」

田中 濯『地球光』

解説:若い女性ロック歌手。可愛くてちょっと尖った曲である。

 

●「ノラ・ジョーンズつぶやくごとくうたひをり満作の花のごとくなつかし」

山田富士郎「短歌研究」’12年6月号

解説:私事だが先日ライブに行った。ハスキーながら可愛い声。

 

 

■『NHK 短歌』2013年2月号より

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