趣味

石倉昇九段、至福の時は「BSで相撲観戦」


2014.12.24

イラスト:丸山誠司

テキスト『NHK囲碁講座』で連載も担当する石倉昇九段。母校の東京大学で単位の取れる囲碁の授業を始め、現在の大学囲碁授業ブームに導いた。分かりやすい指導には抜群の定評がある。今回は知られざる素顔の一部をご紹介しよう。

 

*  *  *

 

石倉/国技館に連れていってくれた祖父や、二所ノ関部屋に出入りするほど相撲好きだった伯父の影響でしょうね、子供のころは横綱の土俵入りの絵ばかり描いてました。でも、テレビで相撲観戦していて大好きな栃錦の取組になると、「負けたら大変」と押し入れに隠れちゃう。家にあった『無敵双葉山』、『歴代横綱物語』なんていう本を夢中で読んでました。

 

小学校に入ると、担任が熱血先生でスポーツを奨励してたんです。僕は肥満児だったから、かけっこはビリ。でも相撲はクラスでいちばん強かった。家で父を相手にぶつかり稽古をしてました。3年生くらいから興味は囲碁に傾いていくわけですが、今では、さすがにもう相撲を取ることはないですけど(笑)、ニュースや新聞で必ず勝敗をチェックしますし、休みの日曜はNHK杯を見たあと、BSで相撲観戦するのが至福の時です。

 

相撲と囲碁は共通点が多いでしょ。日本の伝統文化で外国人が強い。個人競技。年配の根強いファンが多い。得意の型を持っている。…押し相撲は力強い攻めの碁と重なるし、四つ相撲はじっくり打ってヨセ勝負の碁。ケタグリは奇襲戦法。碁に例えながら見るのが醍醐味(だいごみ)なんですよ。巨砲(おおづつ)という力士が好きでね、地味ながら粘り腰でしぶとい相撲を取り、時々横綱や大関を倒したんです。対局するときに「自分は巨砲だ!」と言い聞かせることもありましたね(笑)。最近は、幕下のころから注目しているのが逸ノ城。彼の時代がきますよ。(談)

 

■『NHK囲碁講座』2014年12月号より

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