趣味

人気の鍋野菜ミズナを大株に育ててみよう


2013.11.20

大株どりに向く品種の1つ、株張千緑水菜(かぶはりせんりょくみずな)。茎は細くて純白。小株どりから4~5㎏の大株どりまで適応力が広い。中早生(ちゅうわせ)種で株張りがよい。/中原採種場

いつもは小株で食べているミズナを、ひとかかえもある大株に育ててみませんか。シャキシャキ感は火を通してもそのまま、冬の鍋料理にぴったりです。恵泉女学園大学人間社会学部教授(生活園芸、野菜園芸学)の藤田智(ふじた・さとし)さんに、水菜について詳しく教えてもらいました。

 

*  *  *

 

ミズナは京野菜の一つで、キョウナ(京菜)とも言います。葉柄(ようへい)が細く繊維質で、シャキシャキとした歯ざわりがあります。最近は、若どりしたやわらかい葉をサラダなどで生食するのが人気ですが、2〜3㎏の大株に育つのがミズナ本来の姿。分(ぶん)けつ(※)力がきわめて強く、株元から次々と葉が出て「千筋=千本の葉」と言われるほどに成長します。

 

大株になると葉はややかたくなるので、生食よりも漬物や加熱調理向き。くじら肉や豚肉などにミズナをどっさり入れたハリハリ鍋は、煮ても歯ざわりがしっかりと残るミズナの食感を「ハリハリ」と表現した関西の名物鍋。脂ののった肉には、じっくり育てた大株ミズナがよく合います。

 

栽培にあたっては、保温資材が大活躍します。ミズナはコマツナやホウレンソウに比べるとやや耐寒性に劣るので、ポリマルチとトンネルシートのダブルがけで暖かい環境を作ります。タネを点まきし、4回の間引きで1本立ちにします。間引き菜はやわらかく、生食に最適。間引き菜を楽しみながら、どっしりとした大株に育てましょう。

 

※分けつ

「分げつ」とも言う。根元の成長点に発生したわき芽が発育すること。トウモロコシやミズナ、ネギの仲間のうちラッキョウやワケギなどの種類に起こり、地際(じぎわ)から数本に枝分かれしているように見える。

 

■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2013年11月号より

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