ラジオ体操 健康長寿につながる3つの効果


今、世の中は「人生100年時代」といわれるようになり、健康寿命を延ばすことへの関心が高まっています。国民の健康増進のためにつくられた「ラジオ体操」は、まさに健康で長生きしたい人にぴったり。大変身近で効果的な体操です。ラジオ体操を行うことによる具体的な効果について、全国ラジオ体操連盟名誉会長の青山敏彦(あおやま・としひこ)さんと、全国ラジオ体操連盟指導委員の藤元直美(ふじもと・なおみ)さんに教えてもらいました。
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1 体の悪いクセを取り除く
体のゆがみの原因となるのが、生活習慣や運動不足によって起こる体の悪いクセ。ラジオ体操で全身をまんべんなく動かすと、このクセが取り除かれやすくなり、動きづらさや不調の改善が期待できます。
2 生活に必要な筋力を保つ
筋肉は、使えば動きがよくなり、使わなければ衰えてしまいます。ラジオ体操で筋肉を継続的に刺激することで、日常生活に必要な筋力を保つことが期待できます。
3 とっさに動ける力を維持する
ラジオ体操のリズムに乗り遅れないように体を動かすことで、日常生活でサッと避けたりパッと手をついたりできる、体をコントロールする力(調整力、反応力)の維持が期待できます。さらに、適度な柔軟性や関節の可動域を保てるため、転倒やけがの予防にもつながります。
■『NHKまる得マガジン 誰にでも最大限の効果を!正しいラジオ体操』より