教養

明治時代にワッフルを焼いていた新島八重のハイカラな食卓


2013.03.13

甘党だった襄のために、八重はワッフルやケーキを作っていた。このワッフルベーカーは、八重が使っていたものの複製品。 撮影:成清徹也

 

明治時代に男性とともに銃を取り、新政府軍と戦った新島八重(にいじま・やえ)は「幕末のジャンヌ・ダルク」、「ハンサムウーマン」などと形容される。新島襄(にいじま・じょう)と結婚した後も、妻が夫を「襄」と呼び、人力車にも妻が先に乗るというハイカラな関係が耳目を集めたが、八重は外国暮らしの長かった襄のために、献身的な世話をしていた。「食事」もその1つだ。

 

*  *  *

 

洋風住宅で暮らす新島家の日常の食事は、やはり和食より洋食が多かったようです。特に、襄は肉料理を好んだといいます。

 

外国暮らしの経験もなく、しかも明治維新までは肉食を禁じられていたこともあり、八重は料理を覚えるだけでも苦労があったことでしょう。

 

襄や宣教師夫人たちから洋食や洋菓子などの作り方を直接教えてもらって、少しずつ上達していったようです。

 

新島夫妻は、同志社の生徒を時々自宅に招いて食事を共にしました。

 

同志社英学校の卒業生、洋画家の湯浅一郎の回想によると、帰省するときや正月に呼ばれて、キャベージマキ、オムレツ、ビフテキなどの西洋料理をご馳走(ちそう)になった、とあります。

 

いつもは洋食を中心に食べている襄でしたが、少し気分が悪いというときに、八重が「それではお蕎麦(おそば)を取りましょう」というと、大抵元気になるほど、お蕎麦が大好物でした。

 

お汁粉やソフトクリームなど甘いものにも目がなく、八重は台所でアメリカ製と思われるワッフルベーカーでワッフルを作っていたようです。

 

■『NHK 趣味Do楽 KYOTOで極めるハンサムウーマンライフ』より

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