料理

イタリア料理界の重鎮・片岡護さんがつくる“孫ごはん”


2021.03.26

イタリア料理の定番“カポナータ”。しょうゆとソースの隠し味で、白いご飯に合う味に仕上げました。これひとつで野菜をたっぷり食べられます。撮影:宮濱祐美子

孫のかわいさを歌った、あの演歌のフレーズが流れてくるようなこの光景。双子の孫とトランプの真剣勝負をしているのは、イタリア料理界の重鎮、片岡護(かたおか・まもる)さんです。「だって、かわいいんだもん」と目尻が下がりっぱなし。思わずこちらも、ほおが緩んでしまいます。

 

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1983年に店をオープンしてから、日本人の口に合うイタリア料理をつくり、多くの人を魅了してきた片岡さん。走り続けて38年が過ぎました。今は長男の宏之さんが店に加わり、以前に比べて休日をゆっくり過ごせるようになったそうです。「何にもしないよ。ただただ体を休めるだけ」と言いますが、2人の孫たちが遊びに来れば料理をつくったり、遊んだりと、元来のサービス精神を発揮します。「料理をつくることは仕事でもあり、趣味でもあるんだよ」と笑いながら言い、休みの日でも家族のために料理をつくることはまったく苦にはならず、むしろ、みんなで食べるとホッとすると続けます。

 

「“孫ごはん”はお子様用ではありません。人が食べて“おいしいごはん”のことです」

 

2014年に双子の孫が誕生し、忙しい長女夫妻に代わってじぃじが立ち上がりました。空いている時間を “孫ごはん”づくりに当てたのです。初めての離乳食。塩分を控えめに味つけしますが、目指すは大人が食べてもおいしい味でした。

 

そんなじぃじの“孫ごはん”で育った2人はイタリア料理が大好き。和の調味料で食べやすく仕上げたカポナータ丼に夢中です。大人顔負けの食いしん坊で、独特のコクと香りのあるフランス産のチーズ、モンドールも食べ始めました。「本物の味を感じてほしいから、制限はしません」ときっぱり。「“孫ごはん”は、旬の食材を取り入れ、栄養バランスがいいもの」と護さん。季節の食材を食べることで、健康を維持できる。このことを子どもたちにしっかり伝えたいと、強く語りました。

 

※カポナータ丼のつくり方はテキストに掲載しています。

 

■『NHK趣味どきっ!シェフの休日 おいしいごはんと暮らしのレシピ』より

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