今年のクリスマスは「ローストチキン」を焼いてみる!


料理研究家の上田淳子(うえだ・じゅんこ)さんが、“難しいこと抜き”でつくれる、ハレの日のおもてなしにぴったりの一品を毎月紹介する連載「実は簡単! ハレの日ごはん」。11月号ではホリデーシーズンのごちそうの代表格「ローストチキン」を教えてくれました。
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カレンダーの残りもとうとうあと2枚。クリスマスや年末、どう過ごそうかと考え始めている人も多いのでは?
パーティーもない。旅行もしない。そんな日々であったとしても、いや、そんな日々だからこそ、「ごちそう」だけは欠かせませんよね。そろそろ骨付きチキンが店頭に出回り始めるころです。絵に描いたようなハレの日のごちそう、ローストチキンのつくり方をお教えしましょう。
骨付きの鶏もも肉はゴージャスですが、ローストチキンのようにシンプルに焼くだけの料理では、鶏肉特有のくせが気になることも。塩と黒こしょうで下味をつけるときにレモンの断面をこすりつけて香りをすり込んでおけば、食べやすさが断然違いますよ。そしてオーブンで焼くときは、ローズマリーの枝を下に敷いて。肉の上にのせると焼く間に焦げてしまいますが、肉の下に敷いておくと真っ黒になることなく、清涼感のある香りが肉にしっかりと移ります。
天板のあいたところを付け合わせの野菜で埋めたら、温めておいたオーブンに入れて焼き上がりを待つ。その間は、どうぞのんびりお座りください。工夫すればフライパンでも焼ける……かもしれませんが、ここはオーブンにお任せしちゃいませんか?
おいしそうなにおいが漂うころには、お部屋も心も暖まりますよ。
※つくり方はテキストに掲載しています。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』連載「実は簡単!ハレの日ごはん」2020年11月号より