料理

2時間でホクホク 自宅で石焼きイモを作る方法


2014.10.30

「ハフハフ言いながら食べるべし」と手づくり石焼きイモを味わう和田さん 撮影:阪口 克

茨城県筑波山麓(さんろく)で田舎暮らしをするフリーライターの和田義弥さん。今回、日本の冬の風物詩、石焼きイモづくりに挑戦した。釜からつくる石焼きイモのお味とは?

 

*    *   *

 

石焼きイモは、熱した小石にサツマイモをうずめて焼き上げる。まずはそのための釜を作らねばならない。用意したのはドラム缶だ。食品工場で出た廃棄物をいつものごとくタダで手に入れた。元はピーナッツバターが入っていたもので、衛生面も安心である。ちなみに200Lドラム缶を普通に買うと1万円以上する。結構高い。このドラム缶を真っ二つにして、底のあるほうを釜にするため上下を逆にして重ねる。下の炉で薪を燃やし、上の釜に小石とイモを入れて熱するのである。

 

石は、石川県で採れる戸と 室(むろ)石が石焼きイモによく使われるらしい。遠赤外線効果が高く、イモがふっくらと焼けて冷めにくいのだそうだ。ただし、高価である。1㎏で1500円もする。ホームセンターで売っている一般的な砂利なら30㎏で300円ほど。これで十分だろ。

 

石焼きイモの準備にかかる。釜の中にイモが埋まるくらいの厚さで小石を入れ、下の炉で薪をじゃんじゃん燃やす。炉には煙突をつけたので、空気がうまく流れて火力は十分。約1時間かけて、釜の中の石がそこそこ熱くなったらイモ投入。炉の中は、薪が真っ赤に燃えてじわじわ熱を発し続ける炭火のような状態にしておく(熾き火=おきび)。30分後、イモに菜箸を刺してみるが、まだかたい。1時間後、まだまだ。慌ててはいけない。じっくりと加熱するのだ。1時間半後、う~んもうちょい。2時間後、お、箸がスッと入った。できあがりか。

 

イモを取り出してみると、少し焦げた皮がうまそうだ。中は蜂蜜のような黄金色。湯気とともに甘い香りが漂う。この匂いだ。石焼き芋だ。かぶりつく。ハフハフ、うめぇ。自宅で石焼きイモできちゃったもんね。

 

■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2014年10月号より

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