暮らし

今植えて秋には楽しめる! ネリネとリコリス


2013.08.18

ネリネ。撮影:桜野良充

今植えて秋に開花する夏植え球根の代表選手といえば、ネリネとリコリス。園芸研究家の小森谷慧(こもりや・さとし)さんに、二つの花の特徴と、球根の選び方を教わった。

 

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ネリネ

 

ネリネは南アフリカ冬季降雨地域原産の球根植物です。なかでも今回ご紹介するネリネ・サルニエンシスの系統は、花弁に金粉を振りかけたような光沢があり、キラキラと輝くことから、「ダイヤモンドリリー」の名前でも知られます。開花の最盛期は10月中旬〜11月。その美しさと花もちのよさから、切り花としても人気が高い花の一つです。

 

原産地は温暖で、夏の降水量がごく少ない乾燥地域です。よってネリネの球根は乾燥にとても強い反面、特に夏の休眠期の過湿には弱い性質があります。また直接霜に当たると傷むので、鉢植えで栽培しましょう。

 

 

リコリス

 

中国、韓国など東アジアの温帯地方原産のリコリス。長く伸びた雄しべが反り返るワイルドな姿が特徴です。日本にも自生し、秋の風景でおなじみのヒガンバナや、キツネノカミソリもリコリスの一種です。これらは球根の毒性を利用して農作物を獣害から守るため、また飢饉(ききん)の際に球根のでんぷんを利用するために、田畑の周囲に植えられてきました。開花期の幅が広く、早いもので7月中旬、遅いものは10月に咲きます。

 

ネリネと大きく異なるのは、夏の休眠期にも降雨のある地域が原産なので、雨が当たる場所でも育つ点です。ある程度の日陰でも育ち、耐寒性もあるため、庭植えにも向きます。

 

球根の入手方法 & よい球根の選び方

 

ネリネとリコリスの球根は6月下旬から流通します。9月下旬までは店頭に並びますが、秋植え球根(チューリップ、スイセンなど)が入荷すると、入れ替わってしまうことが多いようです。通信販売では年中、ポットに植えつけ済みの球根が入手可能です。

 

店頭で球根を購入する際は、表面に傷がついていないもの、外皮に光沢があり、堅く充実感のあるものを選びましょう。

 

 

■『NHK趣味の園芸』2013年8月号より

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