暮らし

スマホ生活 最初の一歩を踏み出そう


2015.04.10

イラスト:ヤマグチカヨ

スマートフォン(スマホ)の初心者、そして断念組のみなさん、お待たせしました! 『NHK 趣味どきっ! ゼロからスタート もう怖くない! スマホ』では、機種の選び方から操作方法、便利なアプリの活用法など、スマホの基本的な使い方を丁寧にレクチャーしています。教えてくれるのは、情報ネットワーク、情報セキュリティを専門とする中央大学総合政策学部准教授の岡嶋裕史(おかじま・ゆうし)さん。岡嶋さんはスマホを、あの有名な“猫型ロボット”にたとえ、その魅力を語ります。

 

*  *  *

 

ドラえもんは、のび太くんをダメにしたでしょうか?

 

ここでいうドラえもんとは、もちろんあの未来から来た猫型ロボットのことです。この問いかけには、いろいろな答えが考えられると思います。

 

「道具を使ってあんなに手助けをしていたら、本人の能力が伸ばせない」

「彼は道具を使うことで、たくさんの冒険をした。人生の糧になっただろう」などなどです。

 

スマートフォン(スマホ)とは関係のないお話だと思われますか? しかし、スマホとは、ある意味でドラえもんなのです。

 

スマホは、生身では考えられなかったような体験を、私たちにもたらしてくれます。電話をかける、メールを送る、地図を見る、カレンダーを眺める、スケジュールをつける、住所録を作る、写真を撮る、音楽を聴く、映画を見る、会話を録音する、ラジオを聴く、新聞を読む、本を読む、買い物をする、電車に乗る、バスに乗る、飛行機に乗る、天気を確認する、行き先を確認する、健康を管理する……、数え上げればきりがありません。私たちはこれだけの機能を持つ機械をポケットに入れて持ち運び、指先ひとつで、時には声による指示で使うことができます。しかも、できることの数はまだまだ増える一方なのです。

 

昔、ダグラス・エンゲルバートという人(コンピュータのマウスを発明した人です)が予測したように、コンピュータ(スマホは小型のコンピュータですね)は人間の能力を拡張する機械になりました。使いこなしている人にとっては、もはやスマホは道具と呼ぶよりも、体の一部といったほうがしっくりくるかもしれません。

 

でも、これだけ便利だと、不安にもかられます。

 

記憶や計算、資料を探す能力などを、スマホに頼ってしまって、大丈夫なのだろうか? 自分の能力が衰えてしまうのではないだろうか? もちろん、そういう考え方もあります。しかし、人間の能力は、ひとつの機械に取って代わられるほど単純なものではありません。

 

スマホを敬遠したり、スマホに依存したりするのではなく、適切に使いこなすことで、私たちはのび太くんがそうしたように、もっと人生を豊かにしていけると思います。この番組で、その最初の一歩を踏み出しましょう。

 

■『NHK趣味どきっ! ゼロからスタート もう怖くない! スマホ』より

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