暮らし

着回しいろいろ——着物をロングベストにリメイクしよう


2014.09.30

着物をリメイクしたベスト。着回しを考えて、バランスよく着られるように、ちょっとロングなひざ上丈にしました。着物としては派手な柄でも、洋服にすれば組み合わせ次第でいろいろ なシーンに重宝します。撮影:中島繁樹

服飾デザイナーの松下純子(まつした・じゅんこ)さんが、タンスに眠っている着物をロングベストにリメイクしました。布幅を生かして作ります。着るとスマートに見え、折りたたんでもかさばらないので旅行などにも便利です。長そでに合わせて重ねたり、また1枚でブラウスとして着てもすてきですね。

着物をリメイクする前の準備

1 着物の選び方

ちりめんや絞りは、洗ったときの縮みが激しいため、洋服の仕立てには向きません。また引っ張ると裂けるなど、布が弱くなっている着物は避けたほうが無難。縮み具合を確かめるには、片そでをほどき、縦横の寸法を測ってメモし、洗面器のぬるま湯(約30℃)に重曹と液体せっけん小さじ1を入れ3分間つけ、よくすすいでクエン酸を少々入れ、軽く押し絞ります。陰干しし、中温のドライアイロンを当てて乾かし、寸法を測ります。洗う前の寸法と比較し、5cm以上縮んでいたらその着物はリメイクに不向きです。

2 着物をほどく

縫い目を左右に開き、縫い糸を小ばさみかリッパーで丁寧に切ります。残りのそで、えり、おくみ、表地、裏地の順に縫い糸をほどき、最後に残りの部分を丁寧にほどきます。

3 着物を洗う

バケツ1杯分のぬるま湯(約30℃)に重曹、液体せっけんを大さじ1ずつ入れてよくかき混ぜます。ほどいたパーツを四角くたたみ、その中に10分間ほどつけ込みます(色落ちが激しい場合はすぐに引き上げる)。きれいな水の中で押しながらよくすすぎます。バケツ半分の水にクエン酸ひとつまみを入れ、3分間ほどつけ、軽く押し絞り、乾いたタオルではさんで水けをとります。重曹やクエン酸がなければ、おしゃれ着用の洗剤で水洗いしてもよいでしょう。

4 アイロンを当てる

生乾きのうちに、布目に沿って中温のドライアイロンを当て、大きなしわを伸ばしてから陰干しをします。乾いたら、再度布にドライアイロンを当ててしわを伸ばします。

5 しみや虫食いをチェックする

しみや虫食いがあって使えない箇所は避け、同じ寸法がとれるほかの部分でパーツを裁ちます。裁ち残した部分は、バッグや巾着などの小物作りやパッチワークなどに利用できます。

作り方は『すてきにハンドメイド』2014年9月号に掲載しています。

■『NHKすてきにハンドメイド』2014年9月号より

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