暮らし

きれいに書けないのは「脳内文字」が崩れているから


2014.09.19

年齢とともに脳内文字は崩れていきます

「丁寧に書いてもきれいに書けない」という方は、「脳内文字」が崩れていることが原因かもしれません。脳内文字とは何なのか、横浜国立大学教育人間科学部教授で書家・美文字研究家の青山浩之(あおやま・ひろゆき)さんにうかがいました。

 

*  *  *

 

文字が崩れてしまう原因は、大きく2つあります。1つ目は、ペンの持ち方が悪かったり、指の動きがスムーズにいかないために、イメージどおりにペンを動かせないというものです。この問題は、正しいペンの持ち方や動かし方をマスターすれば改善できます。

 

2つ目の原因は脳内文字が崩れているというものです。脳内文字とは、文字を書く前に頭の中でイメージする文字のことです。教科書のお手本を見て文字を覚えたばかりの小学生の頃は、多くの場合、脳内文字もまだきれいです。中学生ぐらいになると、速く多くの文字を書かなければならなくなるために雑に書いたり、わざと字を崩して個性を出したりし始めます。こういった積み重ねで、脳内にイメージされていたきれいな文字が崩れていき、大人になると正しい字の形が思い出せなくなるというわけです。

 

崩れてしまった脳内文字をリセットするには、自分の字が崩れて見える理由や崩れやすくなるポイントを見つけ出し、正しい文字の形を理屈で覚えてしまう方法がおすすめです。この方法なら、簡単に脳内文字をリセットすることができます。

 

■『NHKまる得マガジン さらばクセ字! 初めての美文字レッスン』より

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