暮らし

ベルトの穴は「サイズ調整用」ではない?


2014.02.11

ベルトは表革の黒か茶、シルバーのバックルが基本。撮影:栗林成城

ビジネススタイルでは、構成するアイテム数が少ない分、小物が持つ存在感や効果は想像している以上に大きいものです。言い方を変えれば、バッグや靴、ベルトなどの小物は、悪目立ちしやすい存在です。TPOに応じて変えるのが理想ですが、せめて傷みや汚れはこまめにチェックしましょう。

 

雑誌や広告のファッションディレクター、俳優・芸能人のスタイリストとして活躍する森岡弘(もりおか・ひろし)さんに、ベルトの選び方を教えていただきました。

 

*  *  *

 

「革小物は素材と色を合わせるのが原則」は男性ファッションの基本としてだいぶ浸透したようですが、ベルトの素材やデザインとなると、まだまだ「手抜き感」が目立ちます。どれだけすてきにスーツを着こなしていても、ブランドがすぐに分かる派手なバックルや、くたびれきったベルトが見えた瞬間、すべては台なしです。

 

ベルトの幅は3〜3.5cmが主流ですが、最近ではかなり細いタイプも売られています。一般的に、ベルトは太ければカジュアルに、細いものはドレッシーに使うものですが、3cm以下では、ビジネス上ではカジュアルすぎて、頼りない印象を与えてしまいます。

 

同様に、メッシュタイプもカジュアルな印象が強いので、ドレスコードが厳しいオフィスでは使わないほうがいいでしょう。黒や茶のスエードは、本来はカジュアルなアイテムですが、現在では市民権を得たようです。いずれにせよ、シンプルなデザインのものが一番です。

 

ベルトの穴は「サイズ調整用」ではない?

 

男性用のベルトには、通常、穴が3つか5つ、奇数で開いています。この穴を「サイズ調整のため」と考えている人が多いのですが、それは半分、間違いです。

 

ベルトは必ず真ん中の穴で留めるものです(どうしても難しい場合は前後1つはずらして可)。そうすることで、余った端の部分がバランスよく収まるようにデザインされているのです。

 

穴のピッチはだいたい、2.5〜3cm程度。サイズ表示だけで買う人も多いのですが、面倒がらず、必ず試着してから購入しましょう。

 

また、ベルトはおしゃれの小道具ではありますが、同時に消耗品でもあります。ステッチのほつれや穴周辺の傷みやへたりは、案外目立つもの。メンテナンスでなんとかなるものではありませんし、ましてやビジネススタイルにおいて「使い込んで味が出る」ものでもありません。傷んできたら潔く買い替えましょう。

 

■『NHKまる得マガジン 知ればランクアップ!スーツの鉄則』より

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