暮らし

スーツスタイルの色合わせ 特性を生かした使い方


2014.02.09

インパクトが強烈すぎるVゾーン(左)は大人の男性には不要。色の合わせ方に凝りすぎても「ちゃらちゃらした印象」を与えてしまう(右)。イラスト:越井 隆

スーツスタイルにおいて、「意外性」や「過剰なしゃれっ気」は必要ありません。ネクタイのセレクトを含め、色合わせはその人の第一印象を決定づける大きな要素です。「色の特性」を理解し、TPOにマッチした装いを心がけましょう。雑誌や広告のファッションディレクター、俳優・芸能人のスタイリストとして活躍する森岡弘(もりおか・ひろし)さんが、色の特性を生かした使い方を指南します。

 

*  *  *

 

現代のビジネスマンにとって、「自己演出=イメージ戦略」は、もはや仕事の一部です。例えば、赤や黄色のネクタイは「パワータイ」と呼ばれ、重要なプレゼンなど、「自信」や「主張」を感じさせたいときに有効と言われています。ネクタイを選ぶ際など、色そのものが持つ個性や効果を利用してみてはいかがでしょうか。

 

 

赤——自己アピールに最も適した色

 

この色が与える印象は、「やる気」「自己主張」「情熱」など、前向きで強い気持ち。そのため、勝負がかかった場には「パワータイ=赤いネクタイを」という法則が定着した。とはいえ、赤という色には、ときに「攻撃性」や「過剰な自信」といったマイナス要素も含まれる。謙虚な姿勢を見せたい謝罪の場などには、ふさわしい色ではない。

 

黄——明るくポジティブなイメージ

 

開放的で社交的な印象を与える黄色は、相手の警戒心をほぐす効果があると言われている。初対面で相手の出方がよく分からないとき、コミュニケーションを円滑にしたいときに利用してみては。グレーのスーツはもちろん、白髪にもよく似合うので、年配の男性が若々しく見せたいときにも有効。若い世代は逆に子どもっぽく見えることがあるので注意。

 

ピンク——優しい印象で女性からの支持率も高い

 

優しいイメージのピンクは、女性からの支持も高い色。政治家の中には、女性の出席率が高い集会には、ピンクのネクタイを選ぶ人も。年配の方が身につけると、成熟したゆとりが感じられる。また体格のよい方、少々強面の方など、押し出しの強い印象を和らげたいときに使うのも効果的。難点は、同性つまり男性からの評価が微妙なところか。

 

茶——堅実さと落ち着きを感じさせる色

 

落ち着いた印象を与えるので、若い世代が実年齢よりも少し上に見せたいとき、あるいは慎重なやりとりが必要とされる会議の場にも適している。一見、難易度が高そうに見えるが、サックスブルーのシャツとは非常に相性がよく、品のいい着こなしになるので、もっと活用してみたい。センスのよさ、裕福さを表現しやすい色でもある。

 

■『NHKまる得マガジン 知ればランクアップ!スーツの鉄則』より

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