暮らし

セージやタイムは草か木か?


2013.12.31

コモンセージ。写真提供:平間拓也

冬は多くのハーブが休眠、生育停滞状態になる。この時期のハーブの手入れ法と、セージ&ハーブに関する意外な事実をハーブ研究家の平間拓也(ひらま・たくや)さんに教えていただいた。

 

*  *  *

 

冬を迎えて、多くのハーブが休眠、生育停滞状態になります。休眠、生育停滞中もできるだけ日当たりのよい場所で管理してください。日ざしが当たると地温が高くなるため、よい状態で冬越しさせることができます。室内で冬越しさせているものも同様に、日によく当てます。

 

休眠中は用土が乾きにくくなるため、水やりの頻度と量を減らします(量の目安は軽くしみ渡る程度)。地上部が枯れたような姿で冬越しするものは、水やりを忘れてしまいがちです。完全に乾燥させると枯死するので、春までは水切れにも注意しましょう。肥料は施しません。

 

根づきにくいので作業適期ではありませんが、12月上旬までは植えつけが可能です。秋に植えつけた株や小苗は根がしっかりと張っていないので、強い霜柱が立つと根ごと持ち上がってしまうことがあります。放置すると枯れてしまうので、霜柱が解けてから株元を押さえつけてください。

 

セージやタイムは草か木か?

 

コモンセージやタイムは丈が低く、草花のように見えますが多年草ではありません。亜低木(小低木、サブシュラブ)という、れっきとした木です(※)。亜低木は樹高が1m以下程度で、基部が木質化するものの、基部以外は木質化せず、茎が柔らかいのが特徴です。亜低木の一般的なハーブとしては、ほかにヘリオトロープ、ラベンダー、ルーなどがあります。ローズマリーやレモンバーベナのように、基部以外も木質化するものは低木(シュラブ)です。

 

亜低木は、低木と多年草の中間的な存在です。園芸上は同じサイズの多年草と同様に扱えますが、タイムやラベンダーのように、葉を残さずに枝を切り戻すと、芽吹かずに株が枯死するものもあります。ほかにも多年草と比べると、生育やさし木後の発根が遅い、過湿で根が傷みやすい、下葉が落ちやすい、枯れ枝をこまめに切り取る必要がある、必要とする肥料の量が少ないなどの特徴があります。多年草との違いをよく理解したうえで、亜低木を上手に育てましょう。

 

※ 亜低木を低木として扱うこともある。

 

■『NHK趣味の園芸』2013年12月号より

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