暮らし

絵心がなくても「○△□」が描ければ絵は描ける


2013.12.08

丸い時計、四角いテレビ、三角形に棒がついたワイングラス……日々の暮らしは○△□に囲まれているんです。

日々のあれこれをササッとスケッチして残す「手描き絵ノート」をライフワークとしている水彩画家のおかだ美保(みほ)さん。おかださんは「○△□が描ければ、絵心ゼロでも絵が描けます」と言います。これは一体どういうことなのでしょうか。

 

*  *  *

 

日々の暮らしは○△□に囲まれている

 

感動したそのときに、サッと形を捉えて誰でも簡単に絵を描くことができたら、どんなに楽しいかしらと考え続けていたある日、何気なく部屋を見渡すと、丸い形をした時計、四角いテレビが目に入りました。おやっと思ってテーブルを見ると、ワイングラスも三角形に棒がついた形だと気がつきました。そのとき、部屋の中でたくさんの○△□のものに囲まれて暮らしているのだと気がついたのです。

 

○△□を組み合わせていけば、いろいろな形が描ける

 

その後、青果店に行くと、さらにいろいろな野菜や果物が○△□に見えてきました。ねぎは細長い長方形に当てはまる、ねぎ坊主がついていれば、先端に△がついている感じです。○△□の形を組み合わせれば、いろいろな形が描けることに気がついた瞬間です。

 

そう考えれば、建物だってとても簡単。□の上に△をのせて描けば、大抵の家や建物のおおまかな形をスムーズに描くことができます。

 

○△□に当てはめれば、絵を描くことが楽しくなる

 

身の回りのものが○△□とその組み合わせで描けることを頭に入れておくと、絵を描くことがグーンと楽しくなってきます。絵は上手に描くことではなく、感動を表現することが大切。ですから、少々、線がゆがんだりしても味のうちです。色だって、見たままでなくても大丈夫。自分が感じた気持ちで緑の葉っぱをオレンジ色で塗ってもよいのです。

 

絵を好きなように描くことは、自分の感性のステキさを見つけることなのです。自分で描いた絵は「まんざらでもないね」と自分自身で精一杯ほめてあげてください。そして、ささやかな日常の、温かなワンシーンを描くことを思う存分楽しんでください。

 

■  『NHKまる得マガジン ○△□ではじめる わたし流手書き絵ノート』より

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