趣味

復活力が高いバラを選べば面倒な剪定も楽に


2013.03.02

難しい剪定も花がら摘みも不要なバラ‘ザ・フェアリー’
撮影:今井秀治

切る枝を選ばなくても、刈り込みバサミでザクザク切るだけできれいに咲くバラがある。このようなバラは、初心者だけでなく「年をとって冬の剪定が大変」と感じている方にもおすすめだ。枝を選んで、芽を選んで……という作業、本当にやらなくてもいいのだろうか。「大丈夫! “復活力”が高いバラを選べばいいんです」と語るバラ栽培家の鈴木満男さんに、代表的な品種を聞いた。

 

*  *  *

 

復活力とは、枝をバチバチ切ったあと勢いよく枝が出る力のこと。復活力のあるバラは、大ざっぱに切られてもたくさんの枝を出す力があるので、結果、冬の剪定は樹高の1/2の高さでざっくり切るだけで、春にしっかり花が咲くのです。手入れが楽なうえ、花もたくさん咲くので生け垣や玄関近くの植え込みにも向いています。

 

今、世界のバラ育種家が目指す新しいバラの方向性の一つは、じつはこの「復活力の高いバラ」です。代表的なものに、ザ・フェアリー、ソレロ、リモンチェッロ、ピンク・ドリフト、グリーン・アイス、ブラッシング・ノック・アウト、ラベンダー・メイディランドの7種があります。

 

剪定と同じくバラ栽培で大切な作業が、花後の花がら摘みです。花がらが実になってしまうと、バラは子孫繁栄の役目を果たしたと感じて、次の花を咲かせようとはしませんからね。

 

「でも、花が多いほど摘むのって面倒で……」という声もあるでしょう。たしかにそのとおり。100輪も咲くといちいち切るのは大変です。最近は花がらを摘まなくても次々と花が咲く品種が登場しています。7種の代表例のなかでもすごいのが‘リモンチェッロ’。春から秋まで絶え間なく咲きます。しかも、着果が悪いので、花がらを取らなくても受精せず、実ができません。加えて、咲き終わると花びらを自分で落とす「セルフクリーニング」を行います。

 

■『NHK 趣味の園芸』2013年1月号より

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