趣味

リンドウを長持ちさせる4つのコツ


2013.09.14

エゾ系の‘岩手乙女’。花はあまり大きく開かない。
撮影:FAJ/Irie

秋の雰囲気をいち早く取り入れて楽しめるリンドウは、清楚な藍色が魅力。9月からのガーデニングにぜひ取り入れたい。花つきをよくし、元気に育てるプロの技を、奥 隆善(おく・たかよし)さんに聞いた。

 

*    *    *

 

リンドウは世界に約400種、日本には13種が自生しています。開花期で、春咲き種、秋咲き種に大別できます。秋咲き種で鉢花として流通しているのは、主にササリンドウの系統(以下ササ系と略す)とエゾリンドウの系統(以下エゾ系と略す)、そして両系統の交配種です。ササ系の開花期は9月から11月、エゾ系の開花期は少し早く7月から10月です。

 

開花期に曇りや雨天、または日陰や室内などで日光が当たらないと、蕾が開かない性質があります。必ず日当たりに置きましょう。

 

花を長もちさせるコツ

 

1  雄しべの葯(やく)を取る

 

リンドウの花は形がラッパや釣り鐘状なので、花の中心部の風通しが悪くなります。

 

雄しべの先端にある葯にはたくさんの花粉があり、風通しが悪く湿度が高いと、葯にカビが生えます。カビで花弁や雌しべも腐り、花が早く枯れてしまう原因になります。日当たりのよい場所でも、雨が降ったあとはカビが出やすくなります。

 

できれば、開花したらすぐにピンセットで葯を取り除きましょう。花もちがよくなります。花粉が雌しべにつくとタネをつけ、花はしぼんで枯れますが、葯を取り除いておけば、これも防げます。

 

2  花がら摘みを忘れずに

 

花後、そのままにしておくと、次の蕾がつきにくく花数も少なくなります。咲き終わった花はこまめに摘み取りましょう。

 

3  水やりは株元に!

 

水やりの際は、株元に水を与えて、葉や花には決して水をかけてはいけません。ラッパ状のリンドウの花は中に水が入りやすく、花を傷めてしまうからです。葉も水に濡れたままだと病気の原因になります。水切れに注意しましょう。

 

4  枝の先端を切って枝数をふやそう

 

ササ系や、ササリンドウとエゾリンドウの交雑系統は枝の先を切って、枝数をふやせます(摘心)。枝数がふえれば、枝の数に比例して花の数も多くなります。摘心は5月と6月にそれぞれ1回ずつ行います。エゾ系の品種は摘心できません。枝を切ると、新芽が出にくく、花も咲かなくなるので、エゾ系は絶対に摘心、剪定など枝を切ってはいけません。

 

■『NHK趣味の園芸』2013年9月号より

 

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