趣味

秋の庭はシコンノボタンの紫で彩って


2013.09.29

シコンノボタン。日本でも冬が暖かい環境では3mほどに育つ。ベルベットのような光沢の濃紫色の大型の花が咲き、葉の表面には細かい毛が生えている。

目の覚めるような鮮やかな紫色はシコンノボタンの比類なき魅力。園芸研究家の大出英子(おおいで・えいこ)さんに、その魅力と特徴をうかがった。

 

*    *    *

 

華やかな紫色

 

9月になると園芸店の店先でひときわ目を引く鮮やかな紫色の花が、シコンノボタンです。紫色には癒しの効果があるといわれますが、シコンノボタンの花は夏の疲れを癒し元気を与えてくれるような気がします。5枚の花弁からなるシンプルな花形で、長い雄しべが個性的。花に存在感があるので、秋の寄せ植えでは主役を務めることのできる魅力的な花木です。

 

暑さに強い!  コンパクトタイプも

 

シコンノボタンの仲間の大きな魅力は暑さに強いこと。ここ数年9月になっても30℃を超す日が多くなり、ダメージを受ける草花もふえています。そんな厳しい残暑の中でも次々に花を咲かせるシコンノボタンの仲間は、貴重な秋の花木。花は1〜2日で散ってしまいますが、花数が多いので晩秋まで長期間楽しめます。最近は6月から秋まで咲く小型タイプも登場しています。

 

寒さに弱いので鉢植えに

 

暑さには強いものの、耐寒性は強くありません。基本的には5℃以上の環境で栽培することが望ましく、鉢植えにして冬は室内で育てます。都内でも冬に霜が降りない軒下などでは庭植えで大株に育っている姿を見かけますが、冬が寒い年には突然枯れてしまうこともあるので、庭植えはあまりおすすめできません。

 

■『NHK趣味の園芸』2013年9月号より

このエントリーをはてなブックマークに追加

  • テキスト定期購読

  • テキストビュー300×56

000000162712019_01_136

日本歌人クラブアンソロジー 2019年版 現代万葉集

2019年11月11日発売

定価 3143円 (本体2857円)

000000162722019_01_136

NHK将棋シリーズ 深浦康市の振り飛車なんてこわくない

2019年11月14日発売

定価 1540円 (本体1400円)

000000361362019_01_136

へんがおたいそう

2019年10月10日発売

定価 1980円 (本体1800円)