趣味

育てた野菜からタネをとる方法


2013.08.23

完熟したカボチャからタネをとる。

自分で育てた野菜からタネとりすることを「自家採種(じかさいしゅ)」と言います。育てて気に入った野菜があったら、タネをとってみましょう。果菜(かさい)類の場合と、葉菜(ようさい)類・根菜(こんさい)類の場合それぞれに合ったタネのとりかたを明治大学農学部特任教授の小沢聖(おざわ・きよし)さんにうかがいました。

 

*    *    *

 

果実を完熟させてタネをとる

 

果菜類の場合、完熟果からタネをとります。私たちが食用にしている果菜類のなかには、キュウリやオクラのように、完熟させずに若どり収穫しているものがあります。これらの野菜は食べごろで収穫せずに完熟させ、タネを十分に成熟させてから採種します。このとき、枝につけたまま完熟させることが大切です。

 

野菜の種類によっては、タネの周囲にぬめりのある発芽抑制物質が付着していることがあります。よく洗ってから乾燥させ、保存しましょう。

 

【採種後、タネを洗わない野菜】
マメ科野菜、トウガラシ、オクラ、トウモロコシ

 

【採種後、タネを洗う野菜】
多くのナス科野菜、ウリ科野菜

 

あえて花を咲かせてタネをとる

 

葉菜類、根菜類のタネをとる場合、野菜を収穫する際に、よい株を残して(その株から収穫せずに)そのまま育て、花を咲かせます。他家受精植物のタネをとる場合には、受粉・受精のために複数の株を残しましょう。

 

花が咲いたあとは、株全体が枯れるまで放置してタネを成熟させます。アブラナ科野菜の場合は、花が咲いたあとさやができ、その中にタネができます。さやが完全に乾燥するまで、とにかく気長に待ちましょう。

 

【花が終わったらタネをとる】
セリ科野菜、キク科野菜、シソ科野菜、ホウレンソウ、モロヘイヤ

 

【花後のさやからタネをとる】
アブラナ科野菜

 

■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2013年8月号より

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