趣味

昆虫撮影にコンパクトデジカメが向いている理由とは


2013.07.28

産卵のために木の葉を巻いているナミオトシブミ。コンパクトデジタルカメラのマクロモードで撮影すると、昆虫を大きく写しながら周囲の状況も写し込める。

昆虫は夏に最も動きが活発になる生き物。自然写真家の海野和男(うんの・かずお)さんは「彼らの世界をより身近に感じられる道具がカメラです」と言います。カメラのレンズを通して見ることで、肉眼ではうかがい知れなかった小さきものたちの世界に触れることができるのだとか。海野さんにコンパクトデジタルカメラで昆虫を写すときのコツを教わりました。

 

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「昆虫写真」と聞くと、高価なカメラや大がかりな機材がないと撮影できないように感じるかもしれません。しかし、普及しているコンパクトデジタルカメラでも十分に満足できる写真を撮ることができます。なかでも1cmの距離まで被写体に近づいて「マクロ撮影」を行える機能があれば、昆虫撮影により適しています。

 

コンパクトデジタルカメラはレンズの交換ができません。そのため昆虫撮影のすべてのシーンに対応できるわけではないのも事実です。とはいえ、深い被写界深度(※)を得やすいことから、幅広い構図で撮影しても背景がぼけすぎず、被写体の奥にある草花なども比較的鮮明に写すことができます。

 

また、背面の液晶モニターを確認しながらシャッターが押せるので、被写体にカメラだけを近づけて、案外楽な姿勢を保ったままでも撮影できます。重量も気にならないので、持ち運びも便利でしょう。

 

◎ピントが合いにくい場合は

 

マクロ撮影では、まれに被写体にピントが合わないことがある。そうした場合は、レンズに指をかざしてシャッターを半押しし、ピントが合う位置を探ろう。ピントが合ったら、半押しのままカメラを動かして撮影する。レンズから被写体までの距離を、指で合わせた距離と同程度にする。

 

※絞りを調整することで、ピントが合う範囲が変わる。この範囲のことを「被写界深度」と呼ぶ。絞り値が小さいほど被写界深度は浅くなり、ピントが合う範囲は狭くなる。逆に、絞り値が大きいほど被写界深度は深くなり、ピントが合う範囲は広くなる。前景や背景をぼかしたい場合は被写界深度を浅く、全体を見せたい場合は被写界深度を深くしよう。

 

■『NHK趣味Do楽 思い出を残そう! 達人が教えるデジタルカメラ』より

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