趣味

関西の飛躍を用意した山田規三生九段の初タイトル


2013.07.13

山田規三生九段 撮影:藤田浩司

日本棋院関西総本部に97年、初のタイトルをもたらした棋士、山田規三生(やまだ・きみお)九段。

 

山田九段が王座を取ったことで、東京や名古屋の強者が関西総本部に足を運んで対局するようになった。これが関西、ひいては日本の囲碁界に大きな変化をもたらす。関西の若い棋士たちが刺激を受け、その中から井山裕太が巣立ち、今や六冠を保持する(編註:本稿執筆時点)日本のエースへと成長したからだ。

 

山田九段は「関西総本部の顔」を奪われてしまった形だが、その点についてはどのように考えているのか? また一人の棋士として、今後は何を目指していくのだろうか?

 

*  *  *

 

王座獲得以降、ずっと関西総本部を代表して戦ってきたので、正直「しんどい」と思う時期もありました。だから井山くんが出てきて、しかもこれだけの活躍をしてくれていることで、ホッとした部分もあるんです。

 

でも、しんどいと思いながらも、それを誇りとしてきた部分もあり、だからこそ頑張れたところもあったので、今の心境はちょっと複雑ですね。

 

そうは言っても、今の井山くんの活躍ぶりを見ると、あれだけタイトルを独占されてしまっているというのは、一人の棋士として悔しい部分があります。

 

だから僕の夢としては、井山くんの持つタイトルに僕が挑戦して、二人でタイトル戦を戦うこと。数年前までは想像さえできなかったことですから…。

 

僕も気が付いたら40歳になりました。今の若手のレベルは高く、下からの突き上げが厳しいですが、その中に交じって、僕もまだまだ頑張るつもりですよ。

 

■『NHK囲碁講座』2013年6月号より

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