趣味

女流新棋戦「博多・カマチ杯 女流オープン戦」開幕


2020.07.16

対局室の様子 撮影:河井邦彦

女流新棋戦、開幕。

 

「第1回博多・カマチ杯 女流オープン戦」の1 、2回戦が2月15、16日に東京 ・ 日本棋院で行われた。

 

女流囲碁史上、現代は最もレベルが高く、層も厚いと言っていいだろう。タイトルホルダー、ランキング上位のシード5名を除く予選突破10名の顔ぶれを見ても、ベテラン勢、入段間もない新進の若手が交じり合い、群雄割拠と言っていい。

 

ベスト4に駒を進めたのは、向井千瑛五段、上野愛咲美女流本因坊、藤沢里菜女流立葵杯、牛栄子二段。覇権を握るのはいったい誰となるか。

 

*  *  *

 

世界を目指せ! 新女王を決める戦いの火ぶたが切られる

 

上野愛咲美女流本因坊が竜星戦準優勝を成し遂げ、藤沢里菜女流立葵杯も名人戦リーグ入りにあと一歩まで迫った。もはや「女流」棋士と冠をつけるのもはばかられるほどの活躍ぶり。だが、現在3つある国際女流棋戦では中韓の厚い壁に阻まれているのが実情だ。

 

そこで本棋戦では世界で戦える女流棋士を育てる、という目標を小林覚理事長は掲げた。ワイルドカードとして世界の実力者の一人である中華台北の黒嘉嘉七段を招き、トップレベルの力を感じさせようという新しい試みも面白い。

 

持ち時間は各2時間で1日1局打たれ、2日間かけてベスト4が出揃った。両日とも大盤解説会が開かれ、中華台北出身の林漢傑八段、張栩九段がそれぞれ解説を務めた。丁寧かつ鋭い解説と、対局後に合流した女流棋士たちも交えたトークで大いに囲碁ファンは熱戦を楽しんだ。

 

黒七段を破る殊勲を立てた牛栄子二段をはじめ、実力者たちが勝ち残った。注目の準決勝、決勝は6月8、9日に福岡・ヒルトン福岡シーホークで実施予定。熱闘譜の詳細はテキストで紹介している。

 

■『NHK 囲碁講座』2020年6月号より

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