趣味

推し棋士をつくろう 羽生善治九段編


2020.06.22

撮影:河井邦彦

プロの将棋を勉強したり、自分で指して上達を目指したい人。棋士のキャラクターや、さまざまな周辺情報から将棋界を楽しむ人。この数年で将棋界をめぐる環境は変わり、ファンも多様化してきました。その人の将棋が好き、人柄が好き。全部含めて応援したい棋士、すなわち「推し棋士」を作ろうというのが今回の企画です。木村一基王位がナビゲーターとなり、長屋に住む八五郎さんと熊五郎さんの推し棋士作りをサポートします。全3回、2回目の推し棋士候補は、近年のNHK杯戦で優勝経験がある棋士などです。本稿では“前人未到の人” 羽生善治九段を紹介します。

 

※第1回はコチラ

 

*  *  *

 

唯一無二の名誉NHK杯

 

木村 まずは羽生善治九段から始めよう。NHK杯戦の優勝は歴代最多の11回。トーナメント棋戦の4連覇、24連勝も他の追随を許さない実績だ。

 

 羽生さんの対局ではいつも解説の棋士が驚いている印象があるよ。例の▲5二銀のときは米長先生が「やった、やった」とか言い出して興奮したな。

 

木村 羽生さんが初優勝したときの加藤一二三九段戦だね。

 

 加藤九段といえば、羽生さんが大逆転勝ちしたときの「あれれ、おかしいですよ?」って解説も面白かった。

 

 将棋のルールを知らなくても、羽生さんの名前と顔はみんな知ってる。

 

 国民栄誉賞を受賞している、いわば将棋界の顔だもんな。いまはタイトルを持っていないけれど、注目度は変わらずトップだよ。

 

心の強さ

 

 木村の旦那は、羽生さんとずいぶん対局してるんですよね?

 

木村 ああ、タイトル戦でも何度もね。羽生さんと指すのが、すなわちトップを目指すのと同じだったんだよ。

 

 そのなかでも、特に印象に残るエピソードはありますかい?

 

木村 羽生さんに、一手トン死で勝ったことがあったんだ。ふつうなら心を乱してもおかしくないのに、羽生さんはすぐ冷静さを取り戻して、感想戦を始めた。第一人者というのはこういうものかと感心しましたよ。

 

 最近のインタビューで羽生さんが「血の気が引いた」と言っていたけどね。

 

■『NHK将棋講座』別冊付録「カズキ王位の推し棋士をつくろう Part2」2020年5月号より

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