趣味

野球の将来性も大いにアリ! 関西棋院の若手チーム


2019.12.28

観戦記者だからこそ垣間見ることのできる棋士の側面を綴る人気コラム「観戦記者の独り言」。今月は、佐野真さんが囲碁界の野球事情についてお届けします。

 

*  *  *

 

6月16日に『囲碁フォーカス』で放送された、日本棋院と関西棋院の野球対抗戦。試合後には居酒屋で打ち上げをし、これまた大いに盛り上がりました。

 

その席で佐田篤史四段(天元戦で挑戦者決定戦まで進出するも許家元八段に惜敗)をはじめとする関西の若手が「もっと上手になりたいけど、練習方法が分からない」とこぼしていました。

 

佐田四段を筆頭として谷口徹三段、渡辺由宇二段(エース)、新谷洋佑二段ら運動能力に秀でた選手が多いのですが、試合経験と練習量の差で日本棋院に分がある現状。しかし関西勢がこののち練習を積んだら形勢逆転があるかも。

 

そこで1か月後、僕が大阪で仕事があったので、関西チームの練習に参加してコーチをすることになりました。まずはボールの握り方(重要です!)から始め、守備の基本などを教えたのですが、さすがは運動神経◎の若手軍団、すぐにコツを飲み込んで投げる球の質が向上し、ゴロやフライのサバキも巧みになりました。

 

2時間の練習後は、関西将棋連盟との練習試合という充実したスケジュール。ベテランの横田茂昭九段がピッチャーを務めたのですが、予想を上回る好投で7回完投──打線も主砲の谷口三段や大川拓也初段が活躍し、大量点を取っての快勝でした。

 

『囲碁フォーカス』の放送では珍プレー続出で、視聴者の皆さまからの大喝采(?)を頂戴した関西棋院チームでしたが、来年は見違えるようなチームになっているかもしれませんよ。

 

※肩書・年齢はテキスト掲載当時のものです。

 

■『NHK囲碁講座』連載「観戦記者の独り言」2019年11月号より

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