趣味

今年の病気・害虫を振り返る


2019.12.29

食用ホオズキに発生したハダニ。

今年、番組と編集部の畑で発生した病気や害虫について、園芸病害虫防除技術研究家で農学博士の根本 久さんを交えて振り返り、原因や対処をお伝えします。次のシーズンの参考にしてください。

 

*  *  *

 

Q ソラマメの葉が黄色くしおれ、さやも黒く変色した。茎を持つと、力なくスッと抜けてしまった。

 

A…茎の断面を見て、維管束(いかんそく/茎の中の水や養分が通るリング状の管)が茶色く変色し、引き抜いた根が腐っていたら「立枯病」の疑いがあります。土壌中のカビで起きる病気で、急激にしおれて枯れてしまいます。すぐに抜いて畑の外へ出し、可燃ゴミとして処分しましょう。

 

立枯病が発生した畑は、太陽熱消毒がおすすめ。7~8月にできるだけ深く耕し、腐葉土や細かく切った草、石灰チッ素50~100g/平方メートルをまいてよく混ぜます。周囲を盛り上げてたっぷりと水を入れて穴なし透明マルチで覆い、4日ほど水を補給しながら保ち、その後30~50日間おいておきましょう。

 

 

酸性土壌で発生しやすいので、植えつけ前に土壌酸度をpH6.5~7.0に調整します。連作を避け、同じ場所では4年以上あけます。なお前年、隣の畝(うね)でラッカセイを育てていましたが、マメ科植物はマメ科植物の生育を抑制する物質を出すので、それも影響しているかもしれません。

 

Q 2019年の8月は最高気温30℃超えが続く高温乾燥だったが、食用ホオズキの葉に小さな白い斑点ができた。葉裏をよく見ると、小さな虫が動いていた。

 

A…ハダニの発生です。葉裏について吸汁し、多発するとクモの巣のような網をかけ、油断していると株の生育が衰えます。

 

高温乾燥時に多発しやすいので、強い雨のようにバサバサと水を当てます。ポリマルチなどをしていたら、はがして、敷きワラや敷き草に替え、雨がなければこちらにもジョウロで水をかけます。トンネルがけなどをしていたら、雨が当たるように外します。

 

※続きはテキストでご覧下さい。

 

■『NHK趣味の園芸やさいの時間』2019年12月・2020年1月号より

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