趣味

見つめたくなる多肉植物


2019.11.07

アストロフィツム 兜丸 撮影:田中雅也

サボテンや多肉植物の魅力の一つは、その独特なフォルム。今回は、サボテン・多肉植物専門店・鶴仙園(かくせんえん)の店主、靍岡 秀明(つるおか・ひであき)さんに、とりわけ近寄ってじっと見つめたくなるものを紹介してもらいました。

 

*  *  *

 

アストロフィツム 兜丸

 

有星類と呼ばれるサボテングループの代表格で、丸く立体的な刺座(とげが生える台座部分。アレオーレともいう)と、「星点」と呼ばれる白い斑点、丸みを帯びた全体の株姿が見どころです。刺座は毛でできていて、とげはありません。株の中心(成長点)が平らで、均一な丸みになるのがよい株です。同じ兜丸でも、刺座の大きさや星点の現れ方に個体差があるので、好みで選べます。昼夜の温度差があると、締まった株になります。環境の変化や急な晴れ間で日焼けを起こしやすいので、置き場を変えるときは注意して。

 

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ハオルチア 玉扇

 

見どころは、肉厚な葉が扇状に広がる形。そして葉の先端部分にある半透明の「窓」と、そこに現れる紋様の美しさ。紋様は、種類によって白や緑の線が混ざっている竜紋模様から、窓に透明感のあるレンズ系の模様などさまざまです。葉の厚みが均一で、上面が一直線にそろっているのが状態のよい株です。自生地では、株は地中に埋まっており、窓の部分だけが地表に出ています。

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モンソニア・ムルチフィダ

 

見どころは、むっちりと太く節のある枝ぶり。この無骨な枝から出る、繊細な新芽の美しさ。このギャップが人気の理由です。生育はとても遅く、数年でようやく1mmくらいという、ゆっくりした時間の流れで育ちます。自生地はナミビアと南アフリカの国境近く、強い日ざしと突風が吹く狭い地域です。日本の高温多湿は苦手なので、風通しよく管理して。

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■『NHK趣味の園芸』連載「京も一日 陽だまり屋」2019年11月号より

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