趣味

プロが教える植物園の楽しみ方


2018.09.07

東京都夢の島熱帯植物館にて。撮影:藤田浩司

日本には、各都道府県に植物園があります。その魅力をもっと身近に感じるために、“植物園を楽しむコツ”を、「夢の島熱帯植物館」の副館長さんと、「渋谷区ふれあい植物センター」園長の宮内元子さんに教えてもらいました。

 

*  *  *

 

ゲーム感覚で「見るチカラ」を鍛える

 

例えば、毎日一緒にいる家族は「今日は体調がよさそう」とか「外で何か嫌なことがあったかな?」など、小さな変化に気づきます。それはお互いを「よく見ている」からわかること。じつは、植物も同じです。見る訓練を積むことで、今まで気づかなかったことが見えてきます。訓練というと難しそうですが、大丈夫。近寄って見る、離れて全体を見る、裏から見る、下から見る……さまざまに視点を変えて、とにかくじっくり見てみましょう。すると「これは何だろう?」という疑問が生まれるはず。それが「もっと知りたい」という欲求につながります。時間をかけて観察する体験を通して、見る力は育まれ、植物への好奇心が生まれるのです。

 

じっくり見るための「コツ」とは?

 

とはいえ、漫然と観察するだけでは、やっぱり飽きてしまいがち。見ることを楽しむコツは「今日は葉っぱの色に着目しよう」とか「今日は花のかたちを中心に見てみよう」など、自分なりにテーマを設定すること。これが観察する際の指針になります。お子さんに対しては「シマシマの葉っぱを探そう」というように、宝探しゲームのようなテーマ選びがおすすめです。

 

ほかにも楽しみ方は自由自在!

 

その1 触ってみる、匂いを嗅いでみる

 

動物園と違い、植物がすぐ近くにあり、触ることができるのも植物園の特徴。花の匂いを嗅ぎ、葉っぱにやさしく触れて、五感をフル稼働して(触れない植物もあるので、植物園ごとのルールに従いましょう)。

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その2 リアルと大きさを体感する

 

成長した熱帯植物などは、大人が見ても驚く巨大さ。また、パイナップルやマンゴーなど、ふだん食べている果物が実っている姿を見れば、果物が単なる商品ではなく生き物であることを実感できるでしょう。

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その3 お弁当を持って、ピクニックを

 

夢の島熱帯植物館には前庭があり、芝生の上で遊べます。渋谷区ふれあい植物センターには植物たちを見下ろせる休憩所があり、飲食も可能。年間パスで、毎日お弁当を食べにくるオフィスワーカーもいるとか。

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■『NHK趣味の園芸』2018年9月号より

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