趣味

なぜ斑入りが生まれる? 美しい葉の不思議


2018.09.06

ポトス ‘マーブル・クイーン’ 撮影:竹田正道

葉にはそれぞれに大事な役割があり、進化の過程で獲得した仕組みがあります。そして、それらは不思議な美しさとして、私たちを魅了します。葉のもつ美しさと、仕組みについて園芸研究家の富山昌克(とみやま・まさかつ)さんが科学的に解説します。

 

*  *  *

 

紫外線が斑入りをつくる?!

 

葉の最大の役割は光合成だといえます。しかし太陽光線には有害な波長域である紫外線があります。紫外線は活性酸素という有害物質を発生させ、植物の老化を進行させます。過剰な紫外線によるダメージが原因で、葉緑体に成長する前段階の状態のまま成長しない、もしくは壊れた状態になっている細胞は、白く見え斑が入った状態となります。

 

また、強光下に置かれた植物は劣悪な環境から身を守るため、葉を白くさせ、活性酸素をつくり出す量を減らすことがあります(栄養状態は悪化する可能性がある)。

 

ほかに、ウイルスの感染により葉緑体が破壊されるケースもあります。

 

これらの3つの原因が複合的に斑入りを生み出しているのではないかとされています。

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ポリシャス・スクテラリア ‘フリスピー煌’。丸く大きな葉には独特の香りがある。葉が厚くコップのように使うこともできるため、カップリーフとも呼ばれることも。

 

 

■『NHK趣味の園芸』2018年9月号より

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