趣味

珍しい品種にも挑戦できる! 苗作りのポイント


2018.03.15

撮影:岡部留美

定番野菜のトマトやキュウリ、ナスも、珍しい品種はタネしか入手できない場合があります。自分でタネをまき、苗を作ってみましょう。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんに、苗作りのポイントを教えてもらいました。

 

*  *  *

 

セルトレイとポリポットを使い分ける

 

野菜の種類によって、タネの大きさや初期生育のスピードはさまざま。タネが大きくて初期生育も早い野菜は、初めからポリポットにタネをまきます。タネが小さい野菜や、初期生育が遅くて苗作りに時間がかかる野菜は、いったんセルトレイにタネをまき、途中でポリポットに植え替えるのがおすすめです。培養土に含まれる肥料分がムダになりにくいほか、省スペースにもなります。

 

苗作りには一般的な野菜用培養土か、タネまき用土を使います。タネまき用土のほうが水はけがよく、発芽しやすいよう工夫されているのでおすすめです。

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ポリポットは3号(直径約9cm)、セルトレイは穴が1辺3〜5cmのものが使いやすい。培養土は、「タネまき用」を用意しよう。撮影:阪口 克

 

まだ寒い時期には室内で保温&加温しながら育てる

 

野菜には、種類ごとに発芽・生育に適した温度があります(下表参照)。長期間、低温下に置かれると、トマトの場合は花が咲いてもそれ以上伸びない「鬼花(おにばな)」、キュウリは、株のてっぺんに花がついて生育が止まる可能性がある「かんざし苗」と呼ばれる状態になってしまいます。苗が小さいうちほど、慎重な温度管理が必要です。

 

タネをまいたらすぐに、木箱や発泡スチロールの箱などにポットやトレイを入れ、透明なシートで覆って保温しましょう。そのうえで、暖かい部屋で育てます。

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透明なシートや袋ですっぽりと覆い、暖かい環境下で育てる。日中は日当たりのよい窓辺に置き、夜間は冷気に当てないよう窓辺から離す。撮影:阪口 克

 

■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2018年3月号より

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