趣味

季節ごとに花が入れ替わり咲き続ける花壇


2013.04.27

春はクリスマスローズやムスカリ、スイセンが咲く。たくさんの宿根草が植えてあるが、常緑のヒューケラ以外は、まだ芽を出したばかりでほとんど目立たない。小低木の西洋アジサイ‘アナベル’ やブッドレアなども植えてある。撮影:成清徹也

植物を植え替えたり、入れ替えたりしないのに、季節ごとに花が入れ替わりながら咲き続ける花壇……そんな夢のような花壇が「多層プランティング」で可能になるという。園芸研究家の小黒晃(おぐろ・あきら)さんがその仕組みを解説する。

 

*  *  *

 

●開花期の異なる種類を2層、3層に植える

春、ムスカリなどの球根類とクリスマスローズが咲き誇っていたのが、初夏にはエキナセアやヘレニウム、夏にはヘリオプシス、モナルダなどが咲き競う、そんな花壇です。

開花期の異なる種類を、2層、3層に重ねて植え込む多層プランティングなら、季節ごとに花たちが入れ替わります。一つの花壇で多種類の花が楽しめるので省スペース、植え替えなどの管理の手間が省けるのでローメンテナンス、すき間が少ないので雑草もあまり生えません。ただし、宿根草と球根を一度に重ねて埋め込めないので、春に宿根草を植え、その株間に、秋に秋植え球根を植えます。

 

●性質の異なる植物を上手に組み合わせる

多層プランティングでは、宿根草を中心に、一・二年草、球根植物、小低木を組み合わせます。生育期や開花期の異なる種類を組み合わせるのがポイント。層になるので、下に伸びる直根性のものと横に伸びやすいひげ根のものの組み合わせ、地中深くに位置する球根と地表近くで茂る草花の組み合わせなど、地下部の違いにも気を配ります。

 

●大型種から植えつける

最初に花壇のシンボルとなる大型種や低木類などを植えつけます。次に、太い根が張る種類を植え、地下茎でふえる種類も早めに場所を決めておきます。

 

小型〜中型種は、それぞれ草姿や開花期を考慮して種類を選び、植えつけます。

 

●間引きや刈り込みが大切

花が終わった種類は早めに刈り込んで、次に咲く種類の生育スペースや日照を確保します。株がふえたものは間引きや抜き取りを行い、そこに別の種類を植えます。1年間様子を見て、花のない時期に開花する植物を補植し、花が途切れないようにします。

 

■『NHK趣味の園芸』2013年4月号より

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