趣味

これからのダイコン栽培は寒さ対策がポイント


2016.12.29

撮影:大泉省吾

寒さの厳しい12月、これから育てるならダイコンがおすすめ。3種類の保温資材を重ねて、寒さを和らげます。じっくり太った根は歯切れがよくて、みずみずしい春の味です。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんは、「春ダイコン栽培のコツは寒さ対策」とアドバイスします。

 

*  *  *

 

トリプル保温で作る春ダイコン、とう立ちの遅い品種を使う!

 

ダイコンは、春、秋、冬にタネまきできる家庭菜園の優等生。まきどきに合った品種を選びます。今回は、冬まき・春どりです。

 

冬のタネまきは、寒さ対策がポイント。ポリマルチと不織布(ふしょくふ)、トンネル用シートを重ねがけして暖かい環境を作ります。トンネル用シートで外気を遮断すると、日中は30℃以上、夜間でも3℃前後を保つことができ、寒さの中でもじっくり成長します。間引(まび)きや追肥(ついひ)などの作業時以外はトンネルを開けず、内部の温度をできるだけ下げないようにします。

 

冬まきの利点は、害虫の被害が少ないこと。寒さで害虫が少ないうえ、トンネル用シートで密閉するので害虫が入り込むすき間がなく、無農薬で育てられます。

 

太くてまっすぐダイコン栽培のポイント

 

1 とう立ちが遅い晩抽性(ばんちゅうせい)品種を選ぶ

 

とう立ちすると根の品質が落ちるので、とう立ちが遅い晩抽性品種を選びます。タネ袋やカタログなどで、12〜2月にタネがまけることを確認します。青首(あおくび)ダイコンは品種の幅が広く、好みの品種が選べておすすめです。

 

2 ていねいに耕す「深耕精耕(しんこうせいこう)」を心がける

 

ダイコンは根が地中に伸びるため、深さ30cmくらいまで念入りに耕して土を軟らかにします。土や肥料の塊、小石などの異物に根が触れると、叉根(またね)になりやすくなります。

 

■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2016年12月号より

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