趣味

目指せ! 将棋ガールナンバーワン


2016.12.11

写真/藤田浩司

日本女子プロ将棋協会(LPSA)が主催する、第10回小学生・第8回中学生女子将棋名人戦全国大会が8月28日(日)に行われ、将棋女子の熱い戦いが繰り広げられた。

 

*  *  *

 

日本女子プロ将棋協会(LPSA)が設立されてすぐ、2007年8月から開催している小学生女子名人戦は、今年節目の第10回大会を迎えました。これまでの参加者から8名の女流棋士と4名の奨励会員を輩出し、最初は東京と大阪のみだった地区大会も、昨年からは全国7か所で行っています。

 

その記念すべき全国大会、今年の小学生の部は8名の代表のうち7名が初代表でしたが、皆さんしっかりした将棋で、集中した対局態度も立派でした。

 

決勝戦は、関西代表の佐々木海法さんと九州代表の鈴木千尋さんの対戦に。予選では石田流から佐々木さんが快勝していましたが、決勝では鈴木さんが駒得から着実にリードを広げ、初優勝を果たしました。

 

鈴木さんは熊本市の小学6年生。地震の影響で九州大会が中止となり、推薦での出場で栄冠を勝ち取りました。

 

「将棋をやっていて、まわりが男の子ばかりで困ることはないですか?」という質問に「ないです」ときっぱり。今大会後、九州研修会に入会。例会には片道2時間以上かけて通っているそうで、今後の成長が楽しみです。

 

小学生女子名人戦から2年遅れてスタートした中学生女子名人戦。現在の中学生女子アマ選手は大変層が厚く、女流プロ棋戦のアマ予選や一般女性大会でも多数活躍しています。

 

決勝戦は、関東代表の礒谷真帆さんと関西代表の野原未蘭さんの組み合わせ。両者はこの夏、マイナビチャレンジマッチ決勝、中学選抜準決勝、と大きな舞台での対戦が続いていました。お互い負けられないライバル対決は1時間を超える大熱戦となり、最後は野原さんが勝ち切りました。

 

野原さんは富山市在住の中学1年生。「優勝できてうれしいです。この大会は中継があって、緊張するけどいい経験になります」「将来はタイトル戦に出られるような強い女流棋士になりたいです」とまっすぐな瞳で語ってくれました。

 

以前に比べれば、女性大会はずいぶん増えましたが、まだまだ地方での開催は少ないのが実情です。LPSAではこれからも、GSP(ガールズショウギプロジェクト:女の子が将棋を楽しむ環境作り)の根幹であるこの大会を発展させ、たくさんの将棋女子を育てていきたいと思います。

 

(文/ LPSA 大庭美夏)

 

■『NHK将棋講座』2016年12月号より

このエントリーをはてなブックマークに追加

  • テキストビュー300×56

000000395862017_01_136

NHK出版 DVD+BOOK 生誕80周年記念 永遠の美空ひばり

2017年03月29日発売

定価 45360円 (本体42000円)

000061992462017_01_136

NHK趣味の園芸 花をいっぱい咲かせるテクニック 人気のバラ シュラブローズ

2017年03月29日発売

定価 1080円 (本体1000円)

000000395852017_01_136

NHK出版 DVD+BOOK 瀬戸内寂聴 いのちよみがえるとき

2017年03月25日発売

定価 3996円 (本体3700円)