藤田寛之直伝、パワーフェードを打つスイングの秘訣


腰を水平にすることが何よりも大切だというパワーフェード。スイングの軌道が安定するという秘訣を、プロゴルファーの藤田寛之氏に聞いた。
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パワーフェードを打つためには、アドレスしたその場で腰を水平に、コマのように鋭く回転させる。これが大事です。
腰を水平に回転させれば体の上下動は起こらず、スイング軌道は狂いません。また、その場で回ることで体の軸もブレず、よりスイング軌道が安定、回転がスムーズとなってヘッドスピードもアップ。いいことづくめなのです。
腰をアドレスの場で水平回転させるためには、バックスイングでは右股関節に体重を乗せ、その上で腰を回します。ダウンスイングでは左股関節に体重を乗せ、その上で腰を回す。これが秘訣です。バックスイングで右腰が右に流れたり、ダウンスイングで左腰が左に流れたりする、いわゆるスエーはぜったいに禁物。スエーしたらパワーフェードは打てません。
■『NHK趣味Do楽 藤田寛之シングルへの道2013年2月-3月号』より