趣味

10月はイチゴの植えつけ時期! 覚えておきたい生育サイクル


2014.10.18

イチゴの収穫を楽しみに春の訪れを待ちましょう

10月はイチゴの植えつけ時期。寒くなるまでにしっかりと根を張って、冬を元気に越させれば、春の訪れとともにぐんぐん成長します。生育サイクルに合わせた適切な手入れで、真っ赤な実をたくさんつけさせましょう。押さえておきたいイチゴの生育サイクルについて、恵泉女学園大学人間社会学部教授(生活園芸、野菜園芸学)の藤田智(ふじた・さとし)さんにうかがいました。

 

*  *  *

 

イチゴは、冬の休眠期(きゅうみんき)をはさんで秋と春に成長期があり、管理作業もこの時期に集中します。特に春は、重要な作業が目白押し。生育に合わせて矢継ぎ早に手入れをします。

 

成長期1(花芽分化〈かがぶんか〉期)  10月以降の温度の低下と日照時間が短くなること(短日)によって花芽ができます。10月中旬ごろに出回る苗は、来春に咲く花芽がついた状態のものが売られています。すみやかに根を活着させるため、植えつけ時はクラウン(成長点を覆う株元の部分)が地上に出るように浅植えすることがポイントです。

 

休眠期 さらに短日が進んで寒さが厳しくなると、株は休眠に入り、成長はほとんど見られません。葉は地面にへばりつくように広がり、寒さを避けます。一定の寒さに当たらないと休眠から覚めないので、防寒は不要。管理作業は、枯れ葉を取り、周囲を除草する程度です。

 

成長期2(ランナー発生、開花〈かいか〉 ・結実〈けつじつ〉期)  休眠から覚めた株は、春先の日照時間が長くなること(長日)によって成長を始めます。気温の上昇とともに花を咲かせ、ランナーと呼ばれるほふく枝(し)を伸ばします。この時期が手入れのピーク。充実した実を作るため、追肥、マルチングに続いて、ランナー切り、人工授粉などの作業に追われるようになります。

 

収穫期 実が成熟して色づいてきたら、収穫します。子苗の育苗期 収穫が終わったら、ランナーの先にできる子苗を鉢上げし、来季の苗作りをします。

 

よい実をたくさん実らせるには、生育サイクルに沿った手入れが大事です。まずは苗を植えつけ、春を待ちましょう。

 

■『NHKやさいの時間』2014年10月号より

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