趣味

肥料が多いと病害虫がふえる?


2014.08.25

肥料を施しすぎると病気や害虫がふえやすいといわれますが、なぜなのでしょうか。園芸研究家の草間祐輔(くさま・ゆうすけ)さんにお答えいただきます。

 

*  *  *

 

肥料は、植物を丈夫に育てるうえで、水やりと並んで大切なものです。でも、生育に必要な栄養素でありながら、施し方によって病害虫の発生に影響を与える肥料成分があります。

 

例えばチッ素(N)の場合、一度に施しすぎると植物は軟弱に育ち、アブラムシの発生が促されます。また、病気に対する抵抗力も低下します。うどんこ病や灰色かび病、バラに発生する黒星病も、チッ素が過剰に吸収されると発病を促される代表的な例です。さらに、チッ素が多すぎると、葉や茎が茂りすぎて風通しや日当たりが悪くなり、病害虫の発生に都合のよい環境にもなります。

 

ほかにも、肥料の施しすぎで土壌中の肥料濃度が上昇し、「肥料やけ」という、根が傷む症状が起こることがあります。

 

逆にいうと、病害虫防除の効果を高めるには、適切な施肥が大切です。私たちがバランスのよい食事をとるように、植物の種類に応じて、必要な時期に必要な量の肥料を過不足なく施しましょう。

 

元肥や追肥に使い勝手のよいものとして、チッ素などの肥料成分が急激に溶け出さず、養分の過剰供給が少ないコーティング緩効性肥料(N-P-K=11-11-7など)があります。

 

■『NHK趣味の園芸』2014年8月号より

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