趣味

バラの夏バテ、こんな症状が出たら注意


2014.08.14

夏が苦手な‘ラプソディ・イン・ブルー’。イギリスで作出された品種。撮影:桜野良充

日本の高温多湿な夏は、植物にとっては試練の季節です。バラも例外ではなく、「夏バテ」を起こすことも。バラ育種家の木村卓功(きむら・たくのり)さんに、注意するべき症状をうかがいました。

 

*  *  *

 

バラにとって過酷な夏

 

多くのバラにとって、日本の夏は厳しい環境。アジアの高温多湿の環境で育つ野生種もありますが、多くの品種のベースとなっている原種は、日本より涼しく湿度の低い地域原産のものが中心です。そしてバラの育種は、主にヨーロッパやアメリカなど日本より冷涼な地域で行われてきました。そこで育種し、選抜されたバラは、高温多湿の環境を日本で初めて知るのです。

 

日本で流通する際には耐暑性のチェックを経るものの、近年作出されたシュラブローズなどはときに、夏に健全に育たないことがあるのです。

 

こんな症状が出たら「夏バテ」注意

 

多くのバラの「夏バテ」は、根が水切れや高温多湿の環境に負け、新しい白根が出ないことで起こります。根が傷むと枝葉も健全な生育ができず、

 

● 葉が黄色くなって落ちる

● 新芽が縮れる

● 枝に張りがなく、黄ばんだ感じになる

 

などの症状が現れます。

 

また、黒星病やハダニなどによって葉が落ちたりかすれたりすると、光合成ができずに株が弱ってしまいます。しっかりと夏対策を行いましょう。

 

■『NHK趣味の園芸』2014年8月号より

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