趣味

病害虫がまん延する梅雨どきにマルチングを有効活用


2014.06.13

疫病になったニチニチソウ

じめじめ蒸し蒸しした梅雨どきは、病害虫がまん延しやすいため、しっかりした対策が欠かせません。病気予防に関する質問に、園芸研究家の草間祐輔(くさま・ゆうすけ)さんがお答えします。

Q 病気の予防に、地面を覆うマルチングがよいと聞きましたが、どうしてですか?

A 土の中にいる病原菌が植物につくのを抑えられるからです。

病気のなかには、土の中にいる病原菌が原因で発病するものがあります。それらの病原菌には、雨や水やり時に泥水とともにはね上がり、茎葉について伝染するものがあります。

そのため、マルチングをして株元の地面を覆うと、泥水のはね上がりを抑えることができ、効果的に予防できるのです。昔からキュウリ、スイカ、カボチャなどの畑で敷きわらが利用されてきたのも、病気を抑える知恵でした。

土中の病原菌でまん延する病気のなかでも代表的なのは「疫病(えきびょう)」で、多くの草花、観葉植物、洋ラン、樹木、果樹、野菜などに発生します。特に梅雨後半の高温多湿時に多く見られるので、梅雨の間はマルチングをしておくとよいでしょう。

なお、マルチングは病気予防のほか、梅雨明け後の急激な地温上昇や土の乾燥の防止、雑草の抑制、表土流出の緩和に役立ちます。さらに資材を工夫すれば美観も向上します。

■『NHK趣味の園芸』2014年6月号より

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