趣味

スッキリ見えるニット地のチュニックをロックミシンで作ろう


2014.05.13

基本作品「ラウンドネックのチュニック」。布のしなやかさを楽しめるのがニット地の魅力。すっきりとしたえり元と春色の花柄でさわやかな着こなしを。撮影:回里純子

伸縮性のあるニット地で作る、軽くて着心地抜群のチュニック。ファッションデザイナーの海外竜也(かいがい・たつや)さんが提案するチュニックは、シルエットがスッキリ見えるように考えられた、すそすぼまりの「コクーン型」(繭〈まゆ〉のような形)のデザインが特徴です。いつもの家庭用ミシンに加えてニット地を縫うのに向いているロックミシンにも挑戦してみませんか? 洋服作りの可能性がさらに広がります

 

ここが着やすい! デザインのポイント

 

1 えりぐり

タックプリーツを寄せて、胸元を目立たせすぎず、自然なラインに。胸回りがゆったりしているのにすっきりと見せる効果があります。

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2 わき

そで下にゆとりがあるドルマンスリーブ。二の腕を気にせず、腕の上げ下げがスムーズにできる、動きやすいデザインです。

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3 そで口・すそ

そで口やすそはひらひらと広がらないよう、タックをとって「すそすぼまり」に。ソフトな質感に、スリムできちんとした印象がプラスされます。

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ロックミシンについて

 

ニット地を縫うときに強い味方になるのがロックミシン。その特徴を知り、ロックミシンの得意な機能を生かした使い方を理解しましょう。

 

ロックミシンとニット地について

 

ロックミシンは「1本針3本糸」のタイプと「2本針4本糸」のタイプがあります。どちらも最大の特徴は、布端をカットしながらループ状の縫い目で端かがりができること。ニット地は裁ち端が丸まりやすいので、ロックミシンの端かがりは、布を扱いやすくするのに便利。三つ折りにすると厚みが気になる部分の始末などにも役立ちます。また、ループ状の縫い目は伸縮性があるので、ニット地とは相性がよく、着たときに動きやすい仕上がりになるというメリットもあります。

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ロックミシンの縫い目について

 

さらに、ロックミシンの中でも「1本針3本糸」と「2本針4本糸」では、機能に違いがあります。「1本針3本糸」のタイプは、主に布の端かがりに使われ、「2本針4本糸」に比べてかがり幅が狭いので、目の粗い布のかがりには向かないこともあります。一方「2本針4本糸」のタイプは布の端かがりはもちろん、布と布を縫い合わせることができるのが大きな特徴。本縫いと端かがりが一度にできるので時間短縮になり、縫う距離の長いわきからそで下などを縫うときに特に便利です。伸びやすいニット地は、同じ箇所を何度も縫うと型くずれしやすいので、この一度に縫えるという機能は、仕上がりの美しさを保つという意味でも利点といえます。かがり幅も「1本針3本糸」と比べて広いので、トレーナー生地などほつれやすい生地の布端をかがるのにも向いています。

 

以上のように、ロックミシンは端かがりを得意とするミシンなので、布の中央を縫ったり、ボタンホールをあけたりすることはできませんが、家庭用の本縫いミシンと使い分ければ、より完成度が高く、着心地のよい洋服作りができます。上手に組み合わせて、ロックミシンとも楽しくつき合ってみましょう。

 

実物大型紙と作り方は『NHKすてきにハンドメイド 2014年5月号』に掲載しています。

 

■『NHKすてきにハンドメイド』2014年5月号より

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