趣味

小さなスペースで手軽に! かわいいミニバラを育てよう


2014.05.09

撮影:福田稔

一年中、街のあちらこちらの店で見かける鉢植えミニバラ。色とりどりに飾られ、まるでブーケのよう。思わず「かわいい!」と見とれてしまうほど、すてきです。小さなスペースで育てられる手軽さから、たいへん人気があります。母の日のプレゼントにも最適なミニバラのお手入れのポイントをバラ栽培家の小山内健(おさない・けん)さんにうかがいました。

 

*  *  *

 

ミニバラ(ミニチュア・ローズ)は、本来は、バラのなかでは最も小さな姿をした中国原産の矮性バラ、ロサ・キネンシス・ミニマの性質をもつ小型のバラを指します。鉢植えミニバラでは、樹高が20〜40cmほどにおさまり、小輪のかわいらしい花を次々に咲かせます。

 

近年では、改良が重ねられ、樹高が低く、やや大きめの花を咲かせるタイプのバラが多く作出されています。こちらも鉢植えミニバラとして流通しています。

 

鉢植えの開花ミニバラのほとんどは、大きくても4号(直径12cm)までの小さな鉢に、3〜5本ほど枝をさした「さし木苗」です。多くは店頭に並ぶまで温室で育てられてきたバラなので、大切に、ゆったりと育ててください。

 

鉢植えミニバラの多くは、「四季咲き性」といって、1年の間に繰り返し開花する性質をもっています。暖かい時期なら30〜40日ほどで次の花が咲き出し、長く楽しめます。

 

なお、本来の樹高を抑え「ミニバラ風」に育てた、中輪咲きのバラも流通しますが、こちらはミニバラではなく、育てていると年数とともにかなり大きくなり、樹高1mぐらいになることもあります。

 

ミニバラを育てる

 

花後の置き場

 

戸外の日なたに出します。1日に5〜6時間ほど日が当たれば、ミニバラは元気よく育ちます。

 

丈が低いので周囲により大きな植物がたくさんあると、日当たり、風通しが悪くなり、生育が衰えたり、病気にかかりやすくなります。地面には直接置かず、ブロックやテーブルなど、少しでも高い位置に置くようにしましょう。

 

花後の植え替え

 

毎年楽しむためには、根を元気に育てることが大切。一〜二回り大きな鉢に植え替えます。ほぼ一年中行えますが、花後の切り戻しを終えたころがおすすめ。このとき水やりの手間を減らすため、ウォータースペースを確保します。

 

鉢を大きくしたくない場合、ウォータースペースがあれば、鉢土の表面に培養土を薄く敷きます。新しい根が伸び広がり、生育を維持することができます。

 

剪定

 

ミニバラも大型のバラのように枝を切りそろえる「剪定」ができます。不ぞろいになったと感じたら、冬剪定のほか、生育期でも切りそろえてみましょう。その後、一斉に芽が吹き始めて、まとまって花が咲き始めます。

 

肥料

 

生育期は、2週間に1回程度、液体肥料を施しますが、開花中は、肥料を施す必要はありません。植え替え時には緩効性化成肥料を施します。冬に植え替えない場合は、寒肥を施します。

 

■『NHK趣味の園芸』2014年5月号より

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