趣味

今年の母の日には鉢植えカーネーションを


2014.05.02

耐水アクリル絵の具で鉢に絵を描いたり、ラッピングしたりして贈ってみては? 撮影:成清徹也

今年の母の日は5月11日。贈り物の定番といえばカーネーションの切り花ですが、花苗を植えて贈れば長く育てられます。いつもと違った母の日の感謝を伝えてみませんか? ながの花と緑そして人を育てる学校の校長を務める矢澤秀成(やざわ・ひでなる)さんに、鉢植えカーネーションの基本を教えていただきました。

 

*  *  *

 

カーネーションは常緑多年草で、ダイアンサス(ナデシコ)の仲間です。花色や花形などが豊富で、代表的な朱赤色の花のほか、黄色やピンク、薄い緑色、紫色、色が混ざる複色タイプなど、バラエティーに富んでいます。花色だけでなく、そのやさしい香りにも癒されます。

 

カーネーションは、5月ごろだけ咲く一季咲きのイメージが強いことでしょう。それは、かつてのカーネーションが、一季咲きのダイアンサス・カリオフォルムという原種をもとに育種されてきたため、春から初夏までしか咲かなかったからです。

 

ところが、最近では品種改良が進み、秋にも花が咲く四季咲き性の強いカーネーションが多く店頭に並ぶようになりました。

 

なかでも、同じダイアンサスの仲間で四季咲き性が強いセキチクなどと交配して育成された、ガーデニング(花壇植え)向けのカーネーションは、栽培しやすく初心者向けの品種です。

 

これらは生育が旺盛で、比較的暑さ・寒さや病気に強い性質をもち、来年も咲かせることができます。加えて草丈もさほど大きくならないので鉢植えにも向いています。

 

一季咲きか四季咲きかわからないときは、ラベルの開花期を見てみましょう。

 

カーネーション Q&A

 

Q 庭植えはできますか?

 

ガーデニング向けの品種が適しています。日当たりと水はけがよい場所に植えます。

 

庭植えの場合は、除草がポイントになります。カーネーションが草に囲まれると、日当たりや風通しが悪くなり、急激に株が弱ってくるので、定期的に除草しましょう。

 

Q ギフト用鉢花の注意点は?

 

母の日に流通するギフト用カーネーションは、母の日に合わせて咲かせるために、寒い時期から開花調整をしたり、温度環境や日当たりのよい場所で栽培したりして育てられてきました。

 

そのため、育ってきた環境と、購入した家の栽培環境に差が生じ、日照不足などによって蕾が開かずに枯れてしまったり、葉が黄色くなったりすることがあります。

 

長く楽しむには、育った環境に近づくように、日当たりがよく、風が通る場所で育てることがとても大切です。でも、せっかくきれいにラッピングされた鉢を室内に飾りたい気持ちもあるでしょう。1週間ほど室内に置いたあと、ラッピングを外して戸外に出すとよいでしょう。

 

花がひと通り終わったら切り戻し、無事に夏を越したら、秋に植え替えると株が元気になります。

 

■『NHK趣味の園芸』2014年5月号より

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